女優の入来茉里さんが、水城せとなさんの人気コミックが原作の舞台『黒薔薇アリス』(5月上演)にヒロイン・アリス/アニエスカ役として出演。2日、東京・西片町教会にて行われた製作発表会見に、主演の石黒英雄さんらとともに登壇した。入来さんは「台本がおもしろく、私が好きな世界観で今から楽しみ。原作の世界観を壊さないアリスでいたいなと思います」と意気込みを語った。
1908年、ウィーン。友人の婚約者・アニエスカに恋心を抱くテノール歌手・ディミトリは、事故に遭い奇跡的に命をとりとめたが、ヴァンパイア(吸血樹)となってしまう。 そして100年後の東京。事故に遭った高校教師・菊川梓の前にディミトリが現れて…。
この日の会見では、主人公・ディミトリ役の石黒英雄さんとアリス役の入来さんが寄り添う、色っぽい雰囲気の二人のキービジュアルも公開された。「この写真を撮る前にもっと接近した写真も撮ってたので、この状態になるのは抵抗がなかったのですが、石黒さんが『右手をどこに置いたらいいかわからない』ってなってたので、『あ、そのままどうぞ』っておしりに、ね」と入来さんが微笑むと、石黒さんは慌てて、「誤解を招くよ!それだと。俺、入来さんのおしりに手を置いたことだけでニュースになるよ!」と焦った様子。
確かにビジュアルの入来さんのおしりのところには石黒さんの手がしっかりと。このキービジュアルについて「『黒薔薇アリス』でしか出せない愛の表現を…」と説明するも、しどろもどろにな石黒さんは「ちょっと今情緒不安定です」と明らかに動揺している様子だった。
1908年の令嬢・アニエスカと、2008年の高校教師・梓の魂を宿したアリスの二役を演じる入来さん。劇中ではアリスを演じる部分が多くなりそうだが、その役作りについて、「役柄が日本人ではないので、まず体型的なものなど外見を原作に近づけたいなというのが、まず今からやりたいことです。中身については不思議なキャラクターですよね。ちょっと割り切っているところもあるし、天真爛漫な女の子っぽい部分もあるし、現世で生きていた自分と外見が変わると影響されていったのか、ちょっと女の子っぽくなってたりとか、急な展開でバンパイアたちがいるところに行ってしまったんですけど、その状況すら楽しめるくらい度胸があるなと、芯のある女性だなと感じています」と語った。
なお会見には、秋元龍太朗さん、 杉江大志さん、柏木佑介さん、野嵜豊さん(劇団番町ボーイズ☆)、名塚佳織さん、演出家・キムラ真さん、そして原作者の水城せとなさんが登壇した。
舞台『黒薔薇アリス』は5月12日(金)〜21日(日)、東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。
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