女優の前田敦子さんが、カンヌ国際映画祭グランプリの河瀬直美監督とタッグを組んだ短編映画『サポステ』が公式ホームページで公開された。
本作は、厚生労働省が若年無業者等の支援を行っている地域若者サポートステーション(愛称:「サポステ」)の広報活動の一環として製作されたもの。前田さんが演じるサポステの新米スタッフ・前島いつきが、とある休日に一人の若者(井之脇海)を見かける場面から始まる。彼は一度、サポステに相談に来たことのある若者で、彼がいつきに対して心を開いていく様子を描いていく。
公式ホームページでは、本作のほか、河瀬監督と前田さんの特別インタビューの動画も公開。前田さんのインタビュー動画では、「リハーサルから役に入ることができ、いつき役になりきれました。もっと撮影がしたかったです」と笑顔で語っている。前田さんは、河瀬監督の世界観が以前から大好きで、河瀬作品に参加できることをずっと楽しみにしていたので、噛みしめながら撮影に挑んだとのことだ。
また、河瀬監督は、現実味をどのように映し出すか、冬の撮影の中で光をどう映し出すかにこだわり、「悩んでいる彼がふと見上げる空に光が一筋あるとか、路地を曲がれば何かそこに日だまりがあるという世界を作りたいと思っていた」と語っている。
■短編映画『サポステ』 公式サイト
http://saposute.mhlw.go.jp
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