2014年5月18日日曜日

声優ソングの魅力に取り憑かれてしまう良質ミュージック10選

■花澤香菜「melody」



2013年にリリースされた超名盤「claire(クレール)」からの1曲。クレールの意味調べてみたらラテン語で「聡明」という意味らしい。ラスト付近、左右にPANがふられた「好き嫌い嘘本当」というセリフがメロディーに乗ってどこまでも深い快楽を生む。ここ5年くらいで出た声優ソングの中でもかなり秀でたポップ・ソングに仕上がっている。最近出たまさかの25曲収録アルバム「25」もぜひ。



■ゆいかおり「ウェィカッ!!」



小倉唯と石原夏織によるユニット・ゆいかおり。前山田健一による安定の楽曲クオリティーはもちろん、歌詞はとにかく起きてめっちゃダッシュするだけといういさぎよさ。MVでは小学生がよく着ているような「LOVE」と描かれたTシャツとアイスクリームが描かれたTシャツを着ている二人の姿にも注目。



■悠木碧「ポポン...ポン!」



悠木碧という名前を「魔法少女まどか☆マギカ」だけでしか知らない人もとにかく聴いてみて欲しい、「PONPONPON」ではなく「ポポン...ポン!」だがとにかく聴いてみて欲しい。そしてもし気に入ったのならミニアルバム『プティパ』『メリバ』も聴いてみて欲しい。そこまでいって見えてくる何かがある。



■竹達彩奈「わんだふるワールド」



あずにゃんや高坂桐乃役などでおなじみの声優あやちから「わんだふるワールド」。牛丼大好きで牛丼「アタマの大盛」の"応援団長"でもある彼女の最新シングルとなるこの曲は超キュートで超カワイイで超わんだふる。MVもジャケットでもヘッドドレス(超重要)をつけた「THE女の子」なあやちの姿をみることができる。そのビジュアルが先行して楽曲の世界観をよりポップに鮮やかに広げて見せている。



■上坂すみれ「七つの海よりキミの海」



とにかくぶっ飛んでいる人は最高だ。様々な中野的ポップカルチャー要素に共産党体制下の旧ソ連時代的な要素を組み合わせ、ブロードウェイでの革命を狙っている。原宿のアイコンはきゃりーぱみゅぱみゅだが、中野のアイコンは上坂すみれだ。原宿と秋葉原と渋谷のミックスはもはややりつくされ、中野とロシアの超越的なカルチャーミックスが新たな時代を切り開く。



■田村ゆかり「秘密の扉から会いにきて」



「会いたいときはどうする?」。その質問に彼女はこう答える「秘密の扉を Knock-Knock!…いいでしょ? 」。インターネット通信により、もはやその場にいるままでもある意味で会いにいけるようになったが、彼女は「秘密の扉」から恋する人に会いに行こうとする(さすが!)。そんな彼女が、田舎の田園風景の中をピンクのふりふり衣装に身を包まれ颯爽と駆け抜けていく姿。これこそが最高なのか。



■小倉唯「Baby Sweet Berry Love」



「c.u.t.e.funny cat give me give me shiny time p.r.e.t.t.y tiny tiny berry love」という語感の良い歌詞が印象的な甘いお菓子のようなナンバー。恋する女の子のハートをたくさん集めてきてさらに凝縮したようなとてもかわいいラブリーソングに仕上がっている。小倉唯さんは今年大学生になったそうで、今後さらなる良い楽曲を生み出していきそうなので非常に楽しみ。



■坂本真綾「Buddy」



名曲「トライアングラー」を髣髴とさせるような疾走感あふれる一曲。変拍子からのサビへの入りは圧巻。それにしてもこのMVでの坂本さんはPerfumeののっちにちょっと似ている(青赤の壁がワンルーム・ディスコを想起させるからかもしれない)。バラードでも本当にすばらしい曲をたくさん残しているのだけどこういった曲を歌わせてもやはり超一級。



■堀江由衣「Golden Time」



「ヤなこと全部忘れて きみと一緒に踊り明かせば」。ときおりはさみこまれるワブルベース、とにかく踊れるハッピーポップダンスチューンだ。「Golden Time」ジャケットをパロディーにもしている、堀江さんキャラクター原案兼声優のミス・モノクローム「ポーカーフェイス」もあわせておすすめ。



■牧野由依「ユーフォリア」



透明感あふれる伸びやかな歌声とメロディーが組み合わさり究極のチルが体験できる一曲。まさに曲名の「ユーフォリア=多幸感」の文字通りだ。遊園地で撮影されたミュージックビデオのせつないイメージカットの連鎖が楽曲の魅力をさらに高める。



書いた人

misumi

Zigg・Zigg服屋をやっている人。
https://twitter.com/_MISUMI_

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