アニメ原作の実写映画『地獄少女』の完成披露試写会が8日、新宿バルト9で行われ、主演の玉城ティナのほか、森七菜、仁村紗和、大場美奈(SKE48)、藤田富、白石晃士監督が登壇した。
本作は、2005年に生まれたテレビアニメ以降、ドラマや舞台など、さまざまなメディアで展開されたダークファンタジー「地獄少女」シリーズの実写版。地獄通信に恨みを書き込むと現れる地獄の復讐執行人・閻魔あいを玉城さんが演じる。
小学生の頃に連載されていた漫画を読んでいたという玉城さんは「まさか地獄少女を演じることになるとは思ってなかったので、その頃の私に教えてあげたいですね」と感慨深げ。オファーを受けたときの気持ちを「予想外で驚きました」と振り返りつつ、「原作ファンに100%寄り添うことはできないかもしれませんが、新しい映画版の"地獄少女"を届けられたら」と語った。
閻魔あいの圧倒的な存在感を感じさせる演技に関して、「ビジュアルはもちろんですが、少ないセリフの中でどのように感情を乗せるかが課題でした」と言い、「目線と声の使い方には一番気を使いました。目線の一つひとつに意味があるし、人と会話するときも普通に目線を合わせずに、どこか違う次元にいるような雰囲気を出すように意識しました」と解説した。
アニメの声も繰り返し研究したと言い、「リスペクトしながら、新しい閻魔あいを作っていけたらと思ってました。決めゼリフの"いっぺん、死んでみる?"は注目して欲しいポイント。ちょっとずつニュアンスを変えて、微妙な感情の移ろいを微妙なさじ加減で演じるのが難しかったです」とこだわりを語った。
劇場版アニメ『天気の子』ヒロイン役の声優として注目されている森七菜さんは、「実写化されると聞いて、閻魔あいを誰が演じるだろうと思っていたんですが、玉城さんのあいちゃんを見て、ただただ圧倒されました」と玉城さんを眩しそうに見つめた。玉城さんの印象について、「現場でお話をされてる姿を見なかったのに、今日はお話をされている」と不思議そうな目を向けると、玉城さんは「共演シーンが少なかったんですけど、意外と喋る方なんで」と笑った。
物語にちなんで、出演者が"恨みを持ったときのストレス解消法"を紹介したコーナーでは、玉城さんの「人に絶対見せられないノートがあります」という回答に会場がどよめいた。白石監督に「デスノート?」と怖がられると、「こんなに引かれるとは思わなかった!」と苦笑いしつつ、「嫌なこととか、コイツこうだったなとか、自分の中で収められるように書き込んでおります。自分が悪かったと反省することも出来るのでオススメですよ」と玉城さんは打ち明けた。白石監督が「過激な言葉もあったりするの?」と追求すると、「多少…極稀に」と小声で白状した。
イベントでは、玉城さんの誕生日を祝って、サプライズのケーキも登場。キャラクターデザイナーの岡真里子さんが書き下ろした色紙を受け取って、大感激していた。
『地獄少女』は11月15日より、新宿バルト9ほか全国ロードショー。
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