2018年11月28日水曜日

吉本実憂、現場での“リアル・パワハラ”(??)を暴露するも共演者から返り討ちに

女優の吉本実憂さんが23日、ユナイテッド・シネマ・アクアシティお台場にて行われた主演映画『レディ in ホワイト』の初日舞台挨拶に、共演した波岡一喜さん、矢本悠馬さん、久住小春さん、大塚祐吉監督らとともに登壇した。舞台挨拶では和気藹々とした撮影現場でのエピソードを披露しつつ、吉本さんが映画の内容同様、パワハラ(⁉︎)を受けたと暴露する場面も?

吉本さん演じる名古屋の社長令嬢・如月彩花がホワイト企業に入社、パワハラなゲス上司のアシスタントに任命され、一大バトルを繰り広げるという本作。吉本さん演じる彩花はとにかくハイテンションで自由すぎて周りを引っ掻き回す。

これまでになくハイテンションな役を演じた吉本さんは「脚本を読んだ印象ではそんなにハイテンションな役になるとは思ってなかったんですけど、監督のワールドに引き寄せられました」と語る。現場では「私は落ち込むとどんと落ち込んでしまうタイプで、彩花の役のときはずっとテンションを上げていなければならないので、監督と一緒に遊んだり話したりして、監督も私のテンションを下げないようにしてくださいました」と舞台裏を明かした。

一方、初の映画出演で、今回初の舞台挨拶となった久住小春さん。劇中、彩花の先輩・來未を演じているが「最初はしっかり者の上司というイメージがあったんですけど、監督から実憂ちゃんをいっぱいいじめてくださいと言われていたので、いっぱいいじめました」と語った。

劇中では上司や先輩からパワハラを受ける吉本さんだが、上司の翔平役の波岡一喜さんと、猪瀬役の矢本悠馬さんにはクレームがあるという。「二人にカメラが回っていないところで、すごくいじめられてました(笑)。波岡さんは毒がある中に優しさもあるんですけど、矢本くんは靴とか踏んでくるんですよ」と暴露すると、矢本さんは「現場が盛り上がるかなと思って。あなたが普段暗いから」と。「それは言わないで…」と慌てる吉本さん、矢本さんが見事返り討ちにしてみせた。

映画『罪の余白』以来、吉本さんとは約3年ぶりのタッグとなる大塚監督からも「3年前は暗かったけど、だんだん明るくなってきました」と。それを聞いた吉本さん、「監督からは明るくなったとはずっと言ってもらっていて、自分でもそう思いました。自由に生きられるようになりました。明るくなりました」と笑顔で語った。

また、もし彩花のような自由奔放なキャラクターの社員が身近にいれば?との問いに吉本さんは「嫌です! でも最初は嫌なんですけど、実力だったり、言ってることは認められると思うので、『嫌だ』の次にライバル視があって、最後にはすごい脅威に思うような人になるのかも」と語った。

彩花について、パンフレットや記事で"クズの名古屋嬢"と書かれがちなことについては「私は演じていてクズという意識はなかったので、クズってすごいいっぱい言われたり、書かれたりするのが、びっくりしました」と語った。

また、久住さんに対して波岡さんは「小春ちゃんは素でもこんな感じ(彩花のように自由奔放)やな」とツッコミ。久住さんも「彩花に共感はしますね」と語った。

そして新社会人を描いた内容にちなみ、これから社会に出る人へ向け吉本さんは「いろんな人にいろんなことを言われると思うんですけど、いいことと悪いこと、自分の中で受け入れる部分と捨てる部分を分けて、楽しく生きてもらえればばいいな。彩花みたいにはならなくても、自分の個性を大事にして、できるだけ自由に心を解放して生きてる人が増えたらいいなと思います」とエールを送っていた。

映画『レディ in ホワイト』は現在全国公開中。

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