2018年7月15日日曜日

元AKB48飯野雅、主演舞台『降臨Hearts』の難しい脚本に苦戦「ドヤ顔で漢字を間違えて読んじゃいました」

ガールズ演劇のアリスインプロジェクトによる舞台『降臨Hearts』が11日より16日まで、新宿村LIVEにて上演されている。

今作は、まつだ壱岱氏がこれまで手がけてきた「降臨シリーズ」の最新作。、ボブジャックシアターの扇田賢氏が演出、麻草郁氏が脚本を担当し、基本設定を生かしつつ、キャラクターなどを一新した作品となっている。

公演に先立って行なわれた記者発表会から、主演の飯野雅(元AKB48)ほか、のコメントを紹介する。

 

【沖田つかさ役・飯野雅さんコメント】

今まで、この半分ぐらいの人数の中で主役をやらせていただいたこともあるんですけども、Wキャストの舞台は初めてなので、やり方が違ったりして苦戦するところもあるんですけれども、私ももっと成長して、それぞれチームの良さを引き出していけたらいいなと思います。

脚本の難しい言葉に苦戦していて、ドヤ顔で漢字を間違えて読んじゃいました。御厨(みくりや)をゴチュウと読んだりとか、普段使わない言葉がいっぱい並んでいるのが苦手なんです。みんなに笑われながら、助けられて読めるようになりました。

殺陣は初挑戦なのですが、経験のある先輩から「ダンスと一緒だよ」と聞いて軽いノリでいたら全然違っていました。須貝汐梨さんに先生になってもらって、細かく教わって刺激になっています。上手さはとにかく、声だけはいいと言われtます(笑)

 

【演出:扇田賢さんコメント】

■これまでの戦国降臨シリーズとの繋がりは?

これまでは基本的に同じ物語の続きだったと思いますが、全く別の話になります。時代が近未来ということは同じですけれども切り離した作品になります。タイトルは"戦国"ですが、今回は幕末の勤王の志士などが登場するので、特に幕末好きな方はニヤリとする内容になっています。かなり雰囲気も変わった作品になっていると思いますので、そこは新しい降臨シリーズのスタートとして、いい作品になればといいなと思います。みんなで殺陣も頑張っていて、いろいろ盛り沢山な作品だと思うので、期待してほしいと思います。

■降臨フォンはどうなる?

すっかり、スマホの時代になりましたが、ガラケーも出てきます。今までのよいところは残しつつ、進化したところも出していきたいと思っています。

■脚本が、まつだ壱岱さんから麻草郁さんにバトンタッチ

基本設定は同じですが、今回降臨するのは"武将"ではなくて、"武神(ぶしん)"という言い方をするんですけれども、新撰組ですとか、坂本龍馬とか、そういった幕末の志士たちが降臨する話なんです。かなり世界観も違いますし、話も今までよりは複雑な感じになっております。でもやはりそこに流れている女の子たち、男の役の子たちもいますけれど、あくまでやはり女の子たちのそういった戦いを前面に出した作品になっています。

その上で心かけているところは、かなり話が今までより複雑になっているので、スピード感をすごく心掛けて作ってはいます。スピードを出すが故に、逆に女の子たちのドラマも際立たせて見せていかないと全体的にグシャっとなっちゃうので、そこら辺はこれからしっかり詰めて、ちゃんとドラマとしても感動できて、なおかつアクション作品としても、エンターテイメント作品としても楽しんでいただける作品なればいいなと思います。

■三つ巴の戦いでバトルの見せ方も違う?

当然バトルシーンの殺陣はかっこいいし、見せ場ではあるんですけれど、やはり"この戦いがあるから次の展開に行けるんだ"っていうところにドラマがある。単に戦い合うだけじゃなくて、三つの勢力の戦いなんで、その勢力がぶつかり合いながらも入り混じって行くところにドラマがあるかと思います。

作品全体として、個人に起こる事象が行動原理になっているんじゃなくて、設定や世界観、置かれている立場が行動原理になっていることが多いですね。キャストのみんなはまだよく分かってないと思いますけど(笑)、それを最初に言ってしまうと、それを引っ張って演技をしてしまうので、敢えてみんなには言わずに、稽古ではポイントを抑えてやってもらっています。

でも、そこをみんなにしっかり押し込んで丁寧に描かないと全体にすごくグシャっとしちゃうな、と思っていて、いかにキャストたちの芝居で説得力を持たせられるかというのは、かなり大きなテーマになっています。観客の皆さんには観ていただければ分かると思うのですが、幕末の人たちの行動原理が、幕末の時代がもたらしたものになっている。特に演技力に期待している子たちが、どううまく出してくれるかが、この作品の醍醐味だと思います。

■座組みの印象は?

すごくカラッとしていますね。座組みの雰囲気ってやっぱり座長によるんですよ。飯野さんはさっぱりしてる子なので、座組みの雰囲気もすごくさっぱりしています。向上心が高い子が多いので、稽古場とかでもずっと居残りをして殺陣の稽古をしてる子がいたりとか、そんなに経験がある子が集まったわけではないんですが、伸びしろのある座組だなという印象です。身長の高い子もいて、寺田真珠ちゃんの長い手足を使ったアクションにも注目です。

 

【ミツ役:花梨さんコメント】

降臨シリーズは4回目くらいなんですけど、初めてちゃんとした人間の役をやります。今まで亡霊とか猫とか、召喚されるほうだったんですけど、初めてコールマスターで降臨します。

これまでは正義が悪役を倒すために頑張る話だったんですけど、今回は悪役がいないんですよ。みんなそれぞれ自分の正義に向かって頑張っているから。

他のキャストで注目して欲しいのは、花梨はずっと太陽さんがおじいちゃんみたいだなーって、思ってたんですが、今回初めて太陽さんが前面におじいちゃんを出している感じが、花梨的に見どころだと思います。

それから、きょんちゃん(永山杏佳)とかべちゃん(渡壁りさ)は、Wキャストで"原田左之助"を演じていて、槍を振り回すんですけど、稽古場では狭くてなかなか練習ができないんですよ。それで、100均で売ってる伸びる棒があるじゃないですか。あれを2人一緒なものを買って、自宅や公園で練習してくるんですよ。頑張り屋さんの二人がブンブン!って、頑張っているので、ぜひ槍を見て欲しいですね。

 

【山本太陽さんコメント】

降臨シリーズは初めて出演するんですが、これまでの作品も観ていてすごく好きな作品です。今回の降臨シリーズはファンから見ても、少し違う感じがすると思います。アクションが多い作品なんですが、私は西郷隆盛の役なんで、戦わない主義者です。かっこいいシーンはありますよ。延々と避けていますけど(笑)、今回もやっぱり降臨シリーズといえば、ペアが見どころだと思います。みんないい味出してますね。

これまでの戦国武将だと、わりと人物のイメージは固定してると思うんですけれども、幕末の人物だと見かたによって違いますし、同じ人物でも年代によって考えが違ったりします。新選組も歴史好きからすると「なんでこの人物をチョイスなんだ?」と最初は思うかもしれないんですけど、その共通点を見つけるのも楽しいと思います。その人がいつ亡くなったかで、未来の出来事をどこまで知っているのかとか、考えながら見るとすごく面白いです。

ほかのキャストでは、オーバーロードという"海援隊"を降臨する3人組がいるんですが、ぜひ注目して見てほしいです。白スーツで、ちょっと未来を見ている感じが海援隊ぽくってカッコいいんです。

 

【管理官TSR208役:夏野香波さんコメント】

今回は変則キャストということなんですが、シングルキャストではないので、月組と星組で個性をちゃんと出せるように頑張りたいと思います。見所としては、前半と後半で心境がかなり変化するので、その辺に注目して欲しいです。

元々アイドルグループで活動していたんですけれども、去年の2月に卒業して、現在は舞台をメインにやっています。今回の舞台か6回目になるので、今までの経験を生かして、全力を出していけたらなと思います。ずっと篠原涼子さんが憧れだったので、篠原さんみたいに可愛い、カッコいい、面白いをこなせる女優さんになれたらなと思います。

 

舞台『降臨Hearts』

日程:2018年7月11日(水)~ 7月16日(月)※全10公演
劇場:新宿村LIVE

<キャスト・シングル>
飯野雅、野口真緒、青葉ひなり、橘はるか、山本太陽、増田みなみ、真島なおみ、中原ありす、羽原由佳、寺田真珠、鈴木花穂、花梨、渡辺菜友、高瀬川すてら、新貝紋加

<ダブルキャスト>
(月組)浅見結菜/崎野萌/池澤汐音/蒼小比奈/大場美優佳/須山朱里/琉河天/渡壁りさ/須貝汐梨/芦坂早菜
(星組)水川華奈/黒木美紗子/若松愛里/鵜川もえか/甲斐千遥/佐藤琴乃/春名珠妃/永山杏佳/甲斐ゆいか/星美来

<変則出演>
夏野香波(7/11 19:00、7/13 14:00、7/14 18:00、7/15 1300&1800)
高木友梨香(7/12 19:00、7/13 19:00、7/14 13:00、7/16 12:00&17:00)

オフィシャルサイト:http://aliceinproject.com/

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