10月3日発売のニューシングル『Travelin’Travelin’』でエイベックスよりメジャーデビューを果たした「大阪☆春夏秋冬」(通称:しゅかしゅん)が、東名阪ツアー「産声を上げろ!」の東京公演を9日に原宿アストロホールで開催した。
念願のメジャーデビューで勢いに乗るしゅかしゅんの東京公演は、aKind(ファン)でパンパンの超満員となったアストロホールで幕を開けた。2015年のTOKYO IDOL FESTIVALで「見つかった」と言われたしゅかしゅんは、2年の歳月を経てキレのあるダンスとパワフルな歌声にさらに磨きがかかっただけでなく、セクシーさや内面の感情が湧き出すほどの表現力を身に付けて、序盤から圧巻のパフォーマンスを見せつけた。aKindたちは周囲に隙間もないほどの窮屈さも気にすることなく、むしろ一体感を増したかのように盛り上がっていった。
しゅかしゅんは大阪に事務所を置きつつ、東京でも1年前から寮を構え積極的な活動をしている。リーダーの小川舞奈(MAINA)さんは挨拶のあとのMCで「芸能界に入って東京に住むことが一つの目標だったので、この1年がすごく嬉しい。東京は発信のペースがすごく早くて、私たちの発信することからも次から次に新しい発信が生まれるので、モチベーションが上がります」と話すと、芳森由奈(YUNA)さんも「発信するとすごいスピードで反応される。経済が進むのが早い!」と驚きを口にした。
梶野恵園(EON)さんはいよいよメジャーデビュを果たしたことに触れ、「この先、いろいろ変わるんじゃないかと心配されているかと思うんですけど、変わることなく自分たちらしく、どんどん上に進んで行きたい。この熱くなった炎を東京という場所でaKindと一緒に燃え上がらせていこうと思います!」と改めて決意を語った。
中盤でたっぷりと聞かせたバラードパートは、しゅかしゅんの個性を色濃く映しだしていた。MAINAさんのヴォーカルとほかのメンバーのしなやかなダンスの組み合わせが観客の心を引き寄せ、特に涙を溢れさせるほどメンバーが渾身となった『ロミオ』から、優しさに包まれた『キミ色』への流れが生み出すカタルシスが、強く心を揺さぶった。
ヒップホップナンバー『ひゅるり』を挟んで、後半はビートを強く刻む曲の連続で、aKindたちのテンションも加速度的に上り詰めていった。そして本編の最後は新曲『Travelin’Trsvelin’』をメンバーの想いの限りを込めて熱唱した。
アンコール。最後を締めくくろうとした曲の出だしがいきなり止まった。そして、 avexからの"天の声”が重大な報告を告げる。戸惑うメンバーたちを「メジャーデビューでいま進撃のしゅかしゅんですから、もっと大きな会場でやりたいですよね?」という前振りでじらせたあと、年明け1月13日にアストロホールの倍のキャパを持つ「新宿BLAZE」で公演を行うことが発表された。歓声に湧くaKindたちを前にメンバーたちは肩を寄せ合って、このサプライズを喜んだ。
再び、曲に戻り『Let you fly』さらに『プラズマー』で最高潮のままエンディングを迎えると、メンバーたちは改めてみんなに感謝の気持ちを伝え、「TIFで"見つかった”と言われながら、なかなか上に行けなくてチャンスを逃してきた。何度も諦めそうになったけど、みんなのおかげで、またもう一度、夢が叶えられそう。絶対に今なら叶えられる気がします」と語り、新たなステージに向けて大きな産声を上げた。
続きはこちら(元サイトへ)
0 件のコメント:
コメントを投稿