4月より放送されるマクロスシリーズ最新作『マクロスΔ(デルタ)』に向けたトークイベントが26日、東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2016」のステージで行われた。 イベントは、TVシリーズに出演の声優が続々と登場。『超時空要塞マクロス』からは速水奨(マクシミリアン・ジーナス)と竹田えり(ミリア・ファリーナ・ジーナス)、『マクロス7』からは櫻井智(ミレーヌ・フレア・ジーナス)、『マクロスF』からは中島愛(ランカ・リー)、『マクロスΔ』からは内田雄馬(ハヤテ・インメルマン)、瀬戸麻沙美(ミラージュ・ファリーナ・ジーナス)、鈴木みのり(フレイア・ヴィオン)そして、河森正治総監督を迎えた貴重な顔ぶれのトークショーとなった。 ダイジェスト映像で当時を振り返るコーナーでは、速水奨さんが「マクロスは青春ですね。どの作品も恋や人生の悩みが内包されていてエネルギーに溢れた、未来へ突き進むパワーがある作品です」と改めて魅力を語った。竹田えりさんは「33年経って、こうしてみなさんと一緒の時間を持てるなんて胸がいっぱいです」と感動していた。 桜井智さんは「ミレーヌって恋心に不器用なので、バサラが好きなのかガムリンが好きなのか、どっちなんだろうって思いがずっとありました。最終的にはバサラが好きだったんですよね?」と河森監督に念を押すと「気持ちはバサラに強かった気がしますけど、バサラがああいう人ですから、なかなか気持ちが届かないですね」と笑った。 『マクロスΔ』に出演する内田雄馬らはシリーズが始まった当時は生まれてもおらず、ベテランの速水さんが「34年は長いですよね。僕はまだ小学生で演じていました」と冗談を飛ばしたが、真に受けて驚いているようだった。河森監督は「当時の作品で携帯電話を持たせなかったのが唯一の心残りで、マクロスFでオオサンショウウオのケータイを持たせました」と時代の変化を痛感していた。 『マクロスF』で5000人のオーディションの中からヒロイン役を射止めた中島愛さんは自分の演じたランカの映像が流れると「私にとってのデビュー作で…」と照れくさがり「みのりちゃん、こういう気持ちになるんだよ~」と、かつての自分と同じ境遇となる鈴木みのりさんに目をやった。 『マクロスΔ』で8000人を超える中からヒロインのフレイア役を掴んだ鈴木さんは「中島愛さんの大ファンで、握手会に参加したこともあるくらい。初めてお会いしたんですけど、もう死にそうです」と大感激し「大好きな中島さんの跡を継ぐことができて嬉しい」と喜んだ。 瀬戸麻沙美さんが「みのりちゃんは現場の雰囲気の中心になっていて、彼女のキラキラで輝いている世界観になっています」というと、内田雄馬さんも「みのりちゃんの"好きなモノがこんなに好き"という真っ直ぐさが見ていても伝わります」とベタ褒め。鈴木さんは「幸せできょう死んでもいいかな」と照れていた。 また、フレイアの少し訛った話し方について河森監督は「銀河の田舎からやってきたイメージで」と鈴木さんにリクエストしたといい、鈴木さんは「監督からはどこの訛りという指定はなかったんですけど、私は愛知県出身なので三河弁を活かして好きなように話してます」と自分を投影していることを明かした。 最後に『マクロスΔ』の見所を問われた河森監督は「歌で戦争が解決するというのがバレている作品なので、今回は歌で鎮圧する戦術音楽ユニットというのが登場しますが、これはサワリにすぎない。全シリーズのバックグラウンドであるプロトカルチャーという、人類を作った一族の謎にも迫るシリーズの集大成となるような作品にしたい」と紹介した。さらに「恋愛関係だけでなく、チームワークだったり、敵と味方だったり、いろんな形の三角形に注目して」とアピールした。 最後の挨拶では、鈴木さんが「今日はこんなに素敵なステージに立たせていただいてありがとうございます。大好きな恵さんと同じステージに立てて、大好きなマクロスのΔに出られて、フレイヤちゃんでいられて、ホントに今とても幸せです」と感極まって目に涙を浮かべながら話し、客席から大きな拍手を浴びていた。 新番組『マクロスΔ』は、TOKYO MX、BS11、dアニメストア他にて 4月放送スタート! ■関連リンク MACROSS PORTAL SITE マクロスポータルサイト 続きはこちら(元サイトへ)
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