エンターテインメント界を牽引する演出家・宮本亜門が長年上演を熱望してきた、「ウエストサイド物語」「スウィーニー・トッド」のミュージカル界の天才スティーブン・ソンドハイム傑作「メリリー・ウィー・ロール・アロング」の製作発表会が24日都内にて行われ、演出家宮本亜門をはじめ主演の小池徹平・柿澤勇人・ラフルアー宮澤エマ・ICONIQ・高橋愛が登壇した。 本作はミュージカルに懸けた若者たちの、ブロードウェイでの成功と挫折を現在から過去へ、時代が移りゆく20年間をさかのぼりながらたどっていく濃密な人間ドラマ。真面目で頑固な脚本家役を小池徹平が、その相方で、要領のいい野心家の作曲家役を柿澤勇人が演じ、本作が女優デビューとなるラフルアー宮澤エマの他、ICONIQ、高橋愛など若手実力派キャストが揃った。 今回、初のミュージカル出演となるICONIQは、妻子あるフランクを誘惑する、ブロードウェイ女優・ガッシー役を演じることについて「ガッシーは非常に自信に溢れていて、自分のほしいものは全て手に入れようとする傲慢な人ですが、何かを得たいと思う気持ちの強さや、欲望に向かっていく野心、何より自分自身にとても素直である一面は魅力的だと感じています。そんなガッシーもフランクに恋をしたときには、人間らしさ、女性らしさを持っていると思っていますので、稽古を通してガッシーにもっと近づき、力強さの中の女らしさをもつ彼女の魅力を表現できるよう頑張りたいと思います。」と答えた。また、同世代キャストの稽古場の雰囲気について聞くと「演出の宮本亜門さんが、緊張した稽古場を、皆がリラックスして臨める環境を作ってくださる方で、一人一人の個性を引き出してくださるだけでなく、まだ出し切れていない内に潜んだ感情までも引っ張りあげてくださるので、楽しく、そして刺激し合える稽古場になっていると思います。特にキャストの皆さんは同世代なので、みんな和気あいあいとやっていますよ!」と仲の良さを語った。 制作発表会では、日本オリジナルキャストとして日本語楽曲を初披露し、ICONIQは、「英語の楽曲を日本語で歌うことに最初は違和感もありましたが、この歌詞の素晴らしさを知り、日本語歌詞で歌うこの曲の良さを今では感じています。特に歌唱した「メリリー・ウィー・ロール・アロング」は、この作品のテーマである『何があっても、それでも前へ進む』という強い意志をのせた楽曲で、若い人たちの心に響くメッセージが込められていると思います。ぜひ同世代の若い人に聴いてもらいたいです。」とコメントし、初ミュージカルへの意気込みは「まだまだ経験が少ない中で、宮本亜門さんはじめ素晴らしいキャストの皆さんとの出会いに心から感謝しています。みんなで一つの作品の完成を夢見ながら取り組んでいる現場なので、本番を迎えたときに自分がどれだけ成長できているんだろうということも楽しみの一つです。そして観に来てくださったお客様にこの物語を通して、自分が描いていた夢や希望をもう一度思い返し、背中を押すきっかけとなる作品になったら嬉しいです。「メリリー・ウィー・ロール・アロング」はどの世代にもきっと当てはまるストーリーだと思っています。昔描いていた夢、今描いている夢、これから描いていく夢を音楽と共に心と目と耳で楽しんでいただけたら嬉しいです。ぜひ劇場にお越しください。」と初ミュージカルへの思いを語った。 尚、本公演は、11月1日(金)から17日(日)まで東京・銀河劇場。12月6日(金)から8日(日)まで大阪・シアタードラマシティにて上演される。 チケットや詳しい公演情報は、http://hpot.jp/stage/merrilyにて。 情報提供:(C)avex ■関連リンク ■ICONIQオフィシャルサイト 続きはこちら(元サイトへ)
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