スクリーンデビューから2年半で、すでに5本の映画に主演する浅川梨奈さんと、日本中の映画ファンを唸らせた傑作『カメラを止めるな!』のヒロイン役でブレイクした秋山ゆずきさんがW主演する音楽劇『Zip&Candy』が、六本木の俳優座劇場で4日に公演初日を迎えた。
キングコング西野こと、にしのあきひろの絵本をもとにしたロボットファンタジーで、二人は最新型ロボットのジップと、旧型ロボットのキャンディを交互に演じる。原作は数ページだが、オリジナルのエピソードを加え、音楽劇として歌と踊りも交えた2時間の作品に仕上がった。特にオリジナルのキャラクターたちが紡ぐ家族や仲間たちの絆は、ファミリーで観劇するのにピッタリの心温まる物語だ。
本番前の囲み取材に応じた浅川さんは、「ジップは最新型の空も飛べるロボットですが、とてもわがままで横暴な男の子で、生まれたての赤ちゃんのようなんですけれども、キャンディに出会うことで成長していく姿がお見せ出来ると思います。原作では語られてなかったジップが作られた過程や、描かれていない部分も、今回の舞台では楽しんでいただけると思います」
秋山さんは、「ジップとは正反対で、研究所から外に出たことがないの旧型のロボットです。音楽劇ということでクライマックスの展開も違いますし、絵本ではあまり自分の気持ちを言ってないんですけれども、今回の舞台ではキャンディの気持ちを歌った歌もあって、みんなで自分の気持ちを歌いながら、世界観に合わせて進んでいく物語になっています」とそれぞれ紹介。
今作が初対面だったという二人だが、秋山さんは浅川さんの印象を「グラビアが好きなので、ずっと可愛い子だなと思っていたんですが、実際には結構 "男前" で、エスコートしてくれたりするんですよ。素敵だなと、ときめいてしまいました」と告白。
浅川さんは自身と比べて秋山さんを、「みんなを引っ張ってくれたので、楽しくやってこれた。ひとつひとつ真面目でA型っぽい。私はB型なんで、典型的な逆のタイプの座長でした」と語った。
「どちらが演じていて楽しいか」と聞かれると、二人はどちらも対照的で楽しいと話しつつ、浅川さんは「ジップは私の小学生の頃そっくり。常に自分と重ねてしまうところがあるので、すごくしっくりくる。キャンディは逆にメチャクチャ難しくて、すごく女の子らしい子なので、私の理想を投影しながら演じています」
一方の秋山さんは「私はキャンディの気持ちの方がわかりやすい。作品を読んだ時にキャンディに気持ちを入れて読んでしまっていました」と答えた。ジップが空を飛ぶための"右翼・左翼"との掛け合い、キャンディの旧型らしい可愛らしい動き方など、それぞれのキャラクターの個性の描かれ方や、浅川さんと秋山さんがどのように演じ分けているのかというところも見どころになりそうだ。
音楽劇「Zip&Candy」オフィシャルサイト http://zipandcandy-stage.com/
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