4月10日、作家・辻仁成さんが自らの小説を脚本・演出で舞台化した「海峡の光」(4月11~4月29日、よみうり大手町ホール)の公開舞台稽古が行われ、記者会見にキャストの中村獅童・片桐仁(ラーメンズ)・村川絵梨が登場した。 「海峡の光」は芥川賞を受賞した辻仁成さんの代表作で、昭和末期の函館刑務所を舞台に、少年時代にいじめを経験していた刑務官・斉藤と、彼をいじめていた受刑者・花井の再会を軸に、過去と現在を行き来しながら、心の内面に横たわるコンプレックスが生む人間ドラマを描いている。これまで、ドラマ化されることのなかった本作が、読売新聞創刊140周年記念の一環として、新しくオープンしたよみうり大手町ホールのを開幕を飾ることとなった。 8キロのダイエットで役に挑む中村獅童さんと、トレードマークとも言える長い髪をバッサリと切った片桐仁さんが、気合に満ちた舞台を繰り広げる。 斉藤の妻と花井の母親という役柄の離れた二役を演じる村川絵梨さんも、「男の方ばかりで圧倒されますが、獅童さんが優しくアドバイスしてくださって、座長だなって感じます。舞台にいらっしゃるだけで、ついていくぞって気合が入ります。稽古のあともみんなで居残って話し合いしたり、すごく熱い稽古場です。」と熱っぽく語った。 離婚騒動の渦中にあるためか辻仁成さんは会見には出席しなかったが、片桐仁さんは、「自分の小説を初めての舞台化を、ご本人が脚本・演出でするわけですから、並々ならぬこだわりがあるはず。」と熱意を代弁した。 舞台「海峡の光」 公演期間:4月11日(金)~4月29日(火・祝) 会場:よみうり大手町ホール 料金:7,800円 脚本・演出:辻 仁成 音楽:SUGIZO 出演:中村獅童 片桐 仁 村川絵梨 / 青木玄徳 曽世海司 佐藤洋介 水野愛子 玉城裕規 前内孝文 明石鉄平 諸橋幸太 小早川浩一 俊藤光利 横山一敏 勝 矢 ■関連リンク 舞台「海峡の光」イベント情報 続きはこちら(元サイトへ)
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