2020年1月30日木曜日

さんみゅ〜、AKIBAカルチャーズ劇場での定期公演がファイナル「劇場にありがとう! 大好きだ〜!」

5人組アイドルグループ・さんみゅ〜が22日、AKIBAカルチャーズ劇場にて定期公演『秋葉原でも逢いましょう』を開催。今年3月をもってメンバー全員が卒業するさんみゅ〜にとって、同劇場での定期公演は今回が最後となった。

■昨年10月開催、さんみゅ~AKIBAカルチャーズ劇場定期公演の模様

2014年にスタートしたさんみゅ〜のAKIBAカルチャーズ劇場での定期公演。メンバーはもちろん、長年応援してきたファンにとっても思い入れが深く、満員の場内は開演前から熱気につつまれていた。

まずオープニングアクトとして、妹分ユニットの@Sun Cafeが登場。フレッシュな魅力いっぱいの4人組は、さんみゅ〜の人気曲『大好きだ 何度でも 〜夢のしっぽ〜』などを元気いっぱいにパフォーマンスした。

そして、さんみゅ〜のメンバーたちがステージに登場すると場内からさらに大きな歓声が。序盤は『桜色プロミス』『恋はパノラマ』 『目覚めよ!乙女』といった、さんみゅ〜らしい爽やかな楽曲を披露し、場内をハッピーな空気でつつんだ。

冒頭のMCでは、リーダーの西園みすずさんが「さんみゅ〜のライブが出来上がってきた場所といっても過言ではない」と、AKIBAカルチャーズ劇場での定期公演がラストであることを改めて紹介。「楽しむ準備できてますか〜! みんなに負けないくらい楽しみたいと思います」(木下綾菜)、「思い出がつまったAKIBAカルチャーズ劇場、今日もみんなと最高の思い出を作りたい!」(小林弥生)などメンバーたちが呼びかけると、ファンは大きな歓声で応えた。

中盤ではライブで人気の曲『恋のプラットホーム』をはじめ、『ガーリーテイスト』『夢は生きている』を披露。MCでも「曲を歌いながらカルチャーズ劇場の思い出が蘇る」「ホーム感があるね」など口々に劇場の思い出を語るメンバーたち。同じ事務所の芸人と共演した「集まれ!さんみゅ〜 笑学校」など歴代のカルチャーズ劇場でのイベントの思い出話にも花を咲かせた。そして西園さんは「定期公演はスキルアップの場所。いろいろとチャレンジさせてもらえました」とその存在の大事さを語った。

ライブ終盤は、初めてコーラスワークを取り入れたり、さんみゅ〜として音楽的な進化を見せた曲という『僕はココにいる』をしっとりと聴かせたのをはじめ、『VOICE』『君の知らない物語』『風のミラージュ』を大人っぽく歌い上げた。

西園さんは「もっと歌いたい……」と名残惜しそうにつぶやきながら、「大切な時間、こうやって観に来ていただきありがとうございました!」と叫び、いったんステージを後にした。

そしてアンコールの大歓声に応え再登場したメンバーたち。「自分たちで決めておいてなんなんだけど、やめたくないな……」と、しみじみとつぶやく西園さん。観客も寂しそうな表情だったが、ここで嬉しいニュースが一つ発表された。さんみゅ〜の今後のライブは、2月2日から始まる東名阪ツアーと2月29日と3月1日のラストライブのみだったが、2月8日にヤマハ銀座スタジオで定期公演が追加されたことが発表された。

そして、太陽とシスコムーンのカバー『Magic Of Love』を新原聖生さん、木下綾菜さんを中心にパワフルなボーカルで聴かせ場内を圧倒したあとは、最新曲『SYNCHROMANCE』で大きな盛り上がりの中、AKIBAカルチャーズ劇場でのさんみゅ〜最後のライブは幕をおろした。

最後にちょっとしんみりとしたムードの中、西園さんは「さんみゅ〜からはみんな旅立っても各々活動は続けていきます。応援してきてもらったことへの恩返しとして、活躍している姿をお見せしていきたいな思います」と語りかけた。そして「どんな環境でも、さんみゅ〜の曲だったり、私たちが頑張っている姿を、みんなの支えにしていただけたら」とメッセージを送った。

ステージからの去り際には「お世話になったAKIBAカルチャーズ劇場にありがとう! 大好きだ〜!」と叫び大歓声を浴びる5人だった。

なお、さんみゅ〜のラストツアーは、2月2日(日)東京・赤羽ReNY alpha、15日(土)名古屋・RAD HALL、23日(日)大阪・アメリカ村BEYONDで開催。2月29日(土)と3月1日(日)にヤマハ銀座スタジオでファイナル公演を開催。

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