美声女ユニット「elfin’」のリーダー・辻美優さんが10日、都内で開催された主演映画『セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙~』の完成披露上映会に、共演の赤井英和さんらとともに出席した。
辻さんの映画初出演にして初主演となる本作は、日本とフィリピン両国のボランティアの献身により、戦争の傷を乗り越え9年もの歳月を費やして完成したパンダンの水道工事にまつわる感動の実話を映画化した。辻さんは、フィリピンでのボランティア活動を通し、人の心に寄り添い、生きる目標をつかむ等身大の女子大生・清水明日香を演じている。
辻さんは「初出演で主演を努めさせていただいて、すごく光栄でした。海外の長期滞在も、フィリピンも初めてで不安もありましたが、すごくワクワクでした」と笑顔。現地での体調管理について聞かれると、「水の大切さを改めて感じることが出来ました」と振り返った。
メガホンを取った目黒啓太監督は辻さんについて「"どこにでもいる大学生って逆に難しいね"と話していたんですが、うまく汲み取ってお芝居をしていただきました。辻さん自身は多彩な人なので、あまり押し込まないように気を遣いました」とコメント。辻さんは、「台本を読み込んでいるうちに"普通ってなんだろう?"って、ゲシュタルト崩壊してました」と役作りの苦労を明かした。「でも、初めて映画に出演する自分と、初めてボランティアを体験する明日香がマッチしてるところも多くて、現地で見慣れない光景にキョロキョロしたりとか、わりと素になっています」と語った。
また映画の主題歌『アンルート』をelfin’が担当しており、「映画の内容に合わせて作っていただいた歌詞なので、映画が終わった後の余韻と共に歌詞を味わっていただければ、メッセージが伝わるはず」と聞きどころを語った。
最後に辻さんは「国境を超えた日本とフィリピンの絆の物語になっています。見終わったあとに感じるものがあれば、私も嬉しく思います」と思いを伝えた。
映画『セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙~』は9月21日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開。
(c)セカイイチオイシイ水製作委員会
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