2018年6月2日土曜日

上野優華、アコースティックツアーがファイナル「いつかはフルオーケストラで歌いたい」と新たな目標

歌手で女優の上野優華さんが27日、東京・全電通労働会館にて初のアコースティックツアーとなる「ACOUSTIC LIVE TOUR 2018 ~Song with You~」のファイナル公演を行った。

「Song with You」シリーズは昨年5月から3ヶ月連続で東京で開催されたが、ファンからの強いリクエストと本人の「もっとたくさんの人に見て欲しい」という熱い想いから、この度ツアーとして大阪公演と東京公演が開催された。

ライブではグランドピアノ・バイオリン・チェロという編成の中、初夏を思わせる爽やかな白を貴重にしたワンピース姿で登場。1曲目はオレンジ色のシンプルな照明の下『ただ、あなたのそばで』を大人っぽい表情で歌い、続けて『虹色シャボン玉』『チョコレート」を連続で歌唱した。

その後、鬼束ちひろの『月光』をカバー。この曲は「私にはない世界観」という理由での選曲だが、女優活動をしている上野さんならではの、のびやかで表現力のある歌声は、物語を見せるように会場の雰囲気を一変させた。

ジャズ風アレンジの『言えないI LOVE YOU』、実写版『トモダチゲーム』のエンディングテーマ『友達ごっこ』を歌唱し、「辛い時にみなさんが聴けるような、聴きたくなるような曲をたくさん歌っていきたい。来てくれる皆さんがいるからこういう機会を与えてくれている」と感謝の気持ちを言葉にした。

続いて、今年1月にリリースした2ndアルバム『U to You』の通常盤に収録されており、上野さんの声で全て作られた『未来観覧車 -a cappella ver.-』を大阪に続いて東京で初披露。今回のツアーの裏テーマである「男性のボーカルの歌を歌う」と、スキマスイッチ『奏』のカバーに続いて、会場内が手拍子とコーラスで一体感となった『はじまりのうた』、軽やかなピアノのリズムに乗せて『だって君のカノジョだもん。』を披露した。

ピアノの旋律に乗せて「ツアーファイナル、みなさんの前でたくさんの曲が歌えて本当に幸せです。歌を始めた15歳の頃は『楽しい』って気持ちはあったけど、息を合わせるのが難しかった。そこから思うと、こうやってアコースティックライブができるのが幸せ」と今までを振り返り、「今後ももっとアコースティックライブを続けていきたい、もっとたくさんの人に会場に来てほしいし、全国のたくさんの会場に行きたい。いつかはフルオーケストラで歌いたい」と新たな目標を宣言した。

「自分の歌で手を差し伸べられるような人になりたい。そして、差し伸べてくれる光のような皆さんに感謝します」と今ツアーのテーマソングでもあり、上野さんが作詞をした『Song for You』を、続いて『おはよう』を感謝の気持ちを込めて歌唱し、『星たちのモーメント』で本編は終了した。

アンコールでは5月6日の大阪公演で発表された、デビュー日である7月24日に発売の5周年記念BOX『上野優華 Debut 5th Anniversary Premium BOX ~Colorful Memories~』の収録曲3曲が投票で決定するTwitter企画の投票結果の発表が行われた。

全27曲の中からファン投票3位は、地元愛に溢れたライブでも盛り上がる定番曲『すだちパッション』、2位に、18歳のバースデイライブで初めて作詞作曲に挑戦した『やくそく』に続き、1位はファンへ向けて作り、これからも大切に歌っていきたい『Song for You』となり会場から発表される度に大歓声が起きた。

アンコール1曲目はファン投票2位の『やくそく』を披露、最後の曲『幸せの帰り路』では客席もオールスタンディングでアコースティックライブツアーファイナルにふさわしい締めくくりとなった。

■上野優華「ACOUSTIC LIVE TOUR 2018 〜Song with You〜」セットリスト 

1 ただ、あなたのそばで
2 虹色シャボン玉
3 チョコレート
4 月光(カバー)
5 言えないI LOVE YOU
6 友達ごっこ
7 未来観覧車 -a cappella ver.-
8 奏(カバー)
9 はじまりのうた
10 だって君のカノジョだもん。
11 Song for You
12 おはよう
13 星たちのモーメント

EN1 やくそく
EN2 幸せの帰り路

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