ガールズグループ・東京女子流がニューシングル『kissはあげない』を6月20日にリリースする。前作『ラストロマンス』から取り入れた新クリエイティブでは、これまでの女子流とはガラッとイメージを変え驚かせたが、今回はその第2弾シングルで、キャッチーで毒のある"Sweet Summer Pop"と銘打った楽曲になっている。今回はその新曲について、詳しく語ってもらった。
■東京女子流8周年トークに花が咲いたインタビューPart.1はこちら
--前回のインタビューで新曲『kissはあげない』のミュージックビデオでそれぞれの表情など成長が見られたという話になりましたが、改めてどんな曲かを教えてもらえますか。
山邊未夢「今回は"光と陰"がテーマになっていて、歌詞の主人公にも光と陰が見えるので、それをMVでも表したいと思いました。まず光の部分が、白いワンピースを着て女子流感があるといいますか、清純派の、デビュー当時の初々しい感じで、そこは残しつつ、陰の部分はメイクがガンガン濃くて 、主人公の女性の怖い部分を私たちが表現しています」
--怖い部分!
山邊「笑っているんですけど、その笑顔の中に何かをたくらんでいるような、なんか『罠にかけるよ』という雰囲気がみんなそれぞれ出ています。今まで笑顔といえば、ニッコリっていう感じだったんですけど、そういう大人びた笑顔もできるようになったんだなって。光で可愛らしい部分を観てもらいつつ、陰の部分で、大人の部分をしっかり観てもらえる、一つの作品になっています」
--今回のシングル、『kissはあげない』、そして『キスひとつで』と、タイトルを並べるだけで、男を手玉にとるような感じですよね。
山邊「どっちだろうって(笑)」
中江友梨「結構大胆なというか、大きく出たタイトルだなと思うんですけど、MVも世界観を作りこんでいて、歌詞の主人公の女の子がズル賢さを持っていて、こういう子に惹きつけられるんだろうなという主人公になりきっています。歌詞でも「掴んだ気で捕まったのは君だよ』とか、同じ女の子でもゾワっとくるような内容で、自分から『こうしてほしい』と求めて、自分からいっぱいサインを出すんですけど、ギリギリのところで引いて、相手に来させるようにする。そういう女の子っているんだなと。ちょっと憧れるというか、自分もその魅力に惹きつけられる。歌詞を見た時にこういうことをさらっとできちゃうのってすごいなと思いました」
--メンバーたちのキャラクターとは真逆とすら思えるような。
中江「でも周りにはこういう子っていますよね」
山邊「高校生の時とか、クラスに一人か二人は恋愛が上手な子っているんですよ」
--恋愛上手!?
山邊「そういう子と高3のときに仲良くなって。仲良しの5人グループで、いつも恋愛の話しかしてなくて、女子高生なんてそんなものなんですけど(笑)、その子の話を聞いていると、この歌詞みたいなんですよ。駆け引きが上手いんです。自分では積極的じゃないんだけど、相手にリードしてもらうようにうまく計算してやっているという。それを『ほーっ』と思って聞いていました。当時は『ほーっ』と思いつつ、なんか自分が相手より上にいる感じが正直怖いなと思っていたんですけど、でもそういう人のほうが魅力的なのかなと思うようになって…。ずっと純粋でいる子って可愛いなと思うんですけど、女性が好きな女性ってちょっと計算高い女の子のほうで、そっちが魅力的に感じるのですが、自分はそういうのがうまくないので憧れちゃう部分もあります。だから人に迷惑かけない範囲で、計算高く生きていきたいなとも思っています」
--なんと大胆な! でも、ないものねだりもあるのかもね。男性から見たら山邊さんみたいなキャラクターのほうが可愛く見えて、その友達からしたらそれを羨ましく感じているかもしれないし。ところで山邊さんは自分で作詞もしていますが、その仲良しグループでの会話も歌詞に反映されていたり?
山邊「自分で書く歌詞は自分の実体験を元にしていて、それに共感してほしいと思うので、まっすぐにストレートに思いを伝える歌詞になっています。でも今回、『kissはあげない』の作詞をされた方(米田浩貴氏)が同い年で、同い年というところにまずびっくりして、しかも男性!えっ、男の方でこんな歌詞を書けるんだ!と思ってびっくりしました」
--そういう部分でも刺激を受ける新曲ですね。
山邊「はい、今度いろいろ話を聞きたいなと思いました。本当に素敵な歌詞でびっくりしました。いつも年上の方とお仕事をする機会が多いので、同い年の方とお仕事をできるのって、すごく嬉しくなります」
--今は作家さんが同い年でびっくりしているけど、そのうちにマネージャーさんが年下という時がきますよ。
新井ひとみ「びっくりだよね!」
庄司芽生「そういえば、ヘアメイクさんで、ひとみと同い年(20歳)の人がいたんですよ」
中江「いたね」
庄司「時がたったねと思いましたね」
中江「自分たちがスタッフさんと年齢が近づいてきたかと思うと…」
庄司「ちゃんとしなきゃと思いますね!」
(シングルカップリング曲について、そして新井ひとみさんからの”お悩み相談”(!?)へと展開したインタビュー Part.3に続く)
東京女子流(とうきょうじょしりゅう)
山邊未歩(やまべ・みゆ)●1996年6月24日生まれ、千葉県出身。
新井ひとみ(あらい・ ひとみ)●1998年4月10日生まれ、宮城県出身。
中江友梨(なかえ・ゆり)●1997年6月28日生まれ、大阪府出身。
庄司芽生(しょうじ・めい)●1997年7月2日生まれ、山形県出身。
2010年に結成され、シングル『キラリ☆』でデビュー。ニューシングル『kissはあげない』を6月20日にリリース。
《今後の定期公演》
「新*定期ライブ EPISODE-3 ~久しぶりの沖縄女子流~」 6月24日(日) 沖縄・桜坂セントラル
「新*定期ライブ EPISODE-4 ~東京男子流 草食系~」6月30日(土) Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
「新*定期ライブ EPISODE-5 ~21歳になった中江友梨とゆかいな仲間たち~」6月30日(土) Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
「新*定期ライブ EPISODE-6 ~東京男子流 肉食系~」7月1日(日) Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
「新*定期ライブ EPISODE-7 ~明日21歳になる庄司芽生とゆかいな仲間たち~」7月1日(日) Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
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