シンガーソングライターの井上苑子さんが、自身初のアーティストブック『井上は。井上苑子 1ST ARTIST BOOK』(ぴあ)の発売記念イベントを30日、渋谷・SHIBUYA TSUTAYAにて開催した。
本書は、幼少の頃からのエピソードを語ったインタビュー、中学時代の活動の拠点だった大阪や、上京した当時の思い出の場所の渋谷などゆかりのある場所で撮影された写真集、そして家族やスタッフからのメッセージまで、19歳の彼女の素顔がわかる多彩な内容になっている。
井上さんは「初めてのアーティストブックということで、お話をいただいた時はめちゃくちゃ嬉しかったんですけど、私なんかで一冊分の何かができるのかなって思っていました」と胸の内を明かしつつ、「今まで話したことがなかったことも深く深く語ったり、たこ焼きはここの店のものが好きとかそんな細かいところまで、何から何まで詰め込んだ本になっているので、井上苑子のことを一発で知りたいという人にはこの本を見て欲しいなと思います。そしてもっともっと頑張って大きくなった時に、この本を見返して、この頃ちゃんとやってたかなと、見つめ直せる本になってたらいいなと思います。大切な一冊になりました」とアピールした。
特にこだわったことの一つがタイトル。『井上は。』という不思議なタイトルについて「自分のことを『井上は…』と言っちゃうので、自分らしいということでタイトルにしました」という。またイラストやタイトルなど手書きの部分もふんだんの取り入れたことで、彼女らさしさがよく出ている一冊となっている。
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なお、Girls Newsでは記者会見の直前、独占インタビューにも答えてもらった。
--今日のイベントは「井上書店。」限定開店イベントとして、井上さんが店長を務めていますが、店長の名札をつけた気持ちはいかがですか?
「私、本屋さんに行ったらいっつも迷っちゃうんですよ。どの本がいいかなって。店長はそれは知っとかなければいけないなと思うので(笑)、本に詳しくなりたいなと思います」
--実際に本屋さんに行った時によく見るところは?
「ずっと少女漫画のコーナーにばかり行ってたんです。漫画が大好きで。あとは雑誌かアーティストの本とか」
--井上さんのラブソングの歌詞って、実体験に基づいたものも多いのかなと思いきや、少女漫画などから空想を広げるものが多いそうですね。
「はい、そればっかりです。想像して作るのが全部です」
--じゃあ井上さんにとって少女漫画は欠かせないアイテム?
「はい、欠かせないです! 読んでいて楽しいです」
--今回、初のアーティストブックを出せたということで…。
「いやぁ、もうありがたいなと。こんなに分厚い本になるって贅沢だなと思います。写真もいろんなところで撮っていて、大阪まで行かせていただいたりだとか、懐かしいところに行けましたし、こんな機会なかなかないなので、すごくうれしかったです」
--スクランブル交差点、ライブハウスなど上京当時の思い出の渋谷でも撮影されていますね。
「渋谷のスクランブル交差点で撮るのは3回目くらいなんですけど、今までは『私のことなんて誰も知らない』『なんやこいつと思われるんじゃないか』と思っていたんですけど、この本の撮影の時には、『あ、井上苑子ちゃんだ』と言ってくれる人もいて、それがすごく嬉しくて。『あ、ちょっと変化したかな』と思います」
--もともと女子中高生から高い支持のある井上さんですが、最近は深夜番組『#ハイ_ポール』に出演したり、槇原敬之さんのカバー『どんなときも。』がCMソングとなって大量オンエアされたり、注目度が増し、ファン層も広がってるのではないかと思います。
「26日にワンマンライブをやらせていただいたんですけど、その時に友達が来てくれたんですね。それで『いろんな年齢層のお客さんがいるね』と言われて。私はいろんな方とお会いしてるし、そこはあんまり意識したことはなかったんですけど、言われてみれば小学生から上はお父さん世代まで幅は広いなと思いますね」
--これからもさらに広がっていきそうな勢いですね。期待しています!
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