アイドルグループ・制服向上委員会のドキュメンタリー映画『脱原発へかけた少女たちの青春』の上映会イベントが28日、都内にて開催され、映画の上映のほか、制服向上委員会の歌や、ゲストを招いてのトークなど多彩な内容で盛り上げた。
この日のステージでは、まず制服向上委員会 元リーダーで名誉会長の橋本美香さんの司会で、山田正彦さん(弁護士、元農林水産大臣)とたかまつななさん(ピン芸人、お笑いジャーナリスト、(株)笑下村塾 代表取締役)を招いてのトークコーナーから。若者の政治参加についての話題を皮切りに、北朝鮮のミサイル問題への若者の危機意識について、さらに国の原発対応についてなど話題が広がっていった。
たかまつさんは「若い人たちにさらに政治に興味を持ってもらいたい。芸人仲間を巻き込んで若者を対象に授業をやっていきたい」と、エンターテイメントの力で気運を高めていきたいと語ると、山田さんも「日本がいい国として残っていけるように、若い人たちの力に期待したい」と話した。
その後上映された映画は、東日本大震災が発生した2011年3月11日からの5年間、制服向上委員会の脱・原発や被災者支援の活動記録と、メンバーの体験、証言で構成される。アイドルに憧れた"普通"の女の子たちが、音楽活動とともに、政治に集会やデモ活動への参加を通して感じた思いを赤裸々に紹介している。
映画上映後は、橋本さんのギターとともに『脱原発を目指して』『戦争と平和』を制服向上委員会で歌った。現在、制服向上委員会はメンバーの数が減るなど活動が困難になっている状況にあるが、橋本さんは「今とても大変ですけど、長い間一緒に頑張ってきたメンバーたちの頑張りでここまでつないできたものを、つらいからといってここで手放したくない。このメンバーと一緒に力を合わせてメッセージを発信していきたいと思います」と語ると、現リーダー・野見山杏里さんも「今年は結成25周年!ここで途切れさせるわけにはいかない!」と決意を新たにした。
制服向上委員会は1992年には結成。もともとアイドルとしての音楽活動とともに、社会活動、ボランティアにも力を入れてきたが、2011年の東日本大震災発生以降は"脱・原発活動"にも力を入れ、『ダッ!ダッ!脱原発の歌』も話題になった。
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