7月5日にニューシングル『真夏の真夏のエイプリルフール』がリリースされた「まなみのりさ」が2日、渋谷・TSUTAYA O-WESTで 6th ワンマンライブを開催した。 まなみのりさのワンマンは、3rd「MMRe:start(まみりすたーと)」、4th「MMRevolution(まみりぼりゅーしょん)」、5th「MMResults(まみりざるつ)」に続き、今回のタイトルは「MMROCK(まみろっく)」と名付けられた。 「ま・み・り」の「り」担当のりっちゃん(松前吏紗)は「一つだけ言いたいことがあるんだけど"まみろっく"でしょ?私いないんだよ!?」と今更ながらタイトルに不満な様子だったが、「ROCK」というキーワードを通じて、改めて、音楽とは? ロックとは? まなみのりさとは? と、考える機会をみんなに与えてくてくれるライブになったようだ。 ライブの中盤では、50年前の7月2日に「ビートルズ」が日本武道館で公演したことにちなんで生バンド演奏を交えて「Twist&Shout」のカバーを披露した。 個人的には「ビートルズ」といえば、それ自体がひとつのジャンルだと感じていたので、予想していた「ロックっぽさ」とは違うかなと、このときは正直思った。その疑問は、そのあとのMCで融かされていく。 りっちゃんは、「最近、ひとつひとつのライブで音楽を届けることの大切さをすごく実感している」と言い、「あらためて"音楽に向き合うということはどうなんだろう"と考えてみて、私たちは自分たちの道を信じて突き進むことだと思いました。これからもこの気持ちを忘れないために"未来のまなみのりさ"に向けて手紙を書いてきました」と、目の前のファンを証人に据えて手紙を読み上げた。(内容は文末に記載) そして、再びライブ演奏で「Hey Jude」に自らを励ます想いを込めて歌い上げ、客席も「ラーラーラー」と声を重ねて気持をひとつにした。 世界で最も成功したグループアーティストとされているビートルズの結成期間は8年足らずだが、彼らの曲は、50年たった今でも変わらずに人の心に継がれている。 「まなみのりさ」は、グループ名もメンバーも変わらずに、間もなくデビューから満9年を迎える。時を重ねても変わらない想い、葛藤しながらも歌い続けることの意味。この9年の月日の積み重ねが物語る音楽に対する真摯さは、誰にも劣るものではない。ビートルズほどの成功には及ばなくても、いつの日か日本武道館のステージに立って、この日を思い出す日が来るに違いないだろう。 ライブは続いて、「Caramel」のユウミさんを迎えて新曲の『真夏のエイプリルフール』と『Results』、さらにルミさんが加わって『νポラリス Ab』も披露して、バンド演奏ならではの広がりのあるサウンドで会場を包んだ。 後半も、ノンストップで観客を盛り上げ続けたまなみのりさは、本編の最後を『ポラリス Episode ZERO』で締めくくった。セットリストを組んだ意図は知れないが、最後にこの曲を持ってきたことに、まなみのりさの原点回帰を見た気がした。 上京して以来、ずっと彼女たちにあったであろう「成さねばならぬ」という気負いを乗り越えて、ただ「楽しい」という想いを伝えるために、まなみのりさはこの日のステージに立ち、新しい未来へと歩み始めたのだと感じた。 まなみのりさは、7月10日まで連日のリリースイベントを都内で行う。夏には「TOKYO IDOL FESTIVAL」や、8月11日の「まなみのりさ生誕祭 ~まみり充 2016~」など、続々とイベントに出演の予定だ。 <セットリスト> M1. Home Again ~愛のみそ汁~ M2. PUNKISH PRINCESS M3. 花魁サンダー M4. きっとここで逢える M5. レモンサイダーと夏休み M6. どうしよ!? M7. ポラリス M8. ポラリス Ab -MC- M9. Twist&Shout (ビートルズカバー)バンド演奏 -MC- M10.Hey Jude (ビートルズカバー)バンド演奏 M11.真夏のエイプリルフール バンド演奏 M12.Results バンド演奏 M13.νポラリス Ab バンド演奏 M14.キライじゃないのぉ M15.OH! PLEASE M16.CQCQ... ~横浜エディション~ M17.ポラリス Episode ZERO En1.逆襲のポラリス En2.Results 拝啓 未来のまなみのりさへ 今からちょうど50年前の1966年、ビートルズは日本にやって来ました。日本武道館のステージの最終日が今日と同じ7月2日です。50年前のこの時間にビートルズもライブをしてたんだなぁと思うとなんだか興奮します。 もちろん、1966年にまなみのりさは生まれていませんが、知ってる曲はたくさんありますよね。よく日本のロック・ポップミュージックに多大な影響を与えたとか言われていますが、意味がよく判りませんでした。当時の若いクリエーターやアーティストのタマゴたちがビートルズの音楽に触れ、そして、たくさんの素敵な時間を作ってきたとするなら、それは間違いなくビートルズの音楽が私たちまなみのりさの音楽にも生きているのです。 まだまだ私たちは未来に進んで行けます。なぜなら、"音楽をしよう"と思うからです。心の通った音楽をすれば、きっときっとたくさんの人たちを熱狂させ、一緒に涙して一期一会の景色を見られると思うからです。今までたくさんのアイドルさんたちと一緒にライブで歌ってきましたが、ポラリスAbの歌詞のように"無数の星 今夜も消えるよ 忘れない キラキラ"になるその日まで走り続けていきます。 だから、未来のまなみのりさへ 焦らずにいてください。大丈夫。今、目の前に自分たちの歌に、自分たちの曲に曲にこんなにたくさんの人が集まってくれて、耳を傾けて聞いてくれとるよ。 50年前のビートルズと比べるのはすごくすごく恐れ多いのですが、2016年7月2日、私たちも頑張っています。 敬具 http://youtu.be/ja-7M1Tj6WU ■関連ニュース まなみのりさ 努力が実を結んだワンマンライブ「この結果は次の目標へのスタートライン」 (2016年04月02日) ■関連リンク まなみのりさ 公式ホームページ 続きはこちら(元サイトへ)
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