女優の寺島咲さんが1日、都内にて行われた主演映画『たゆたう』の初日舞台挨拶に登壇した。寺島さんは撮影から2年半経ったということに驚きを感じつつ、「今日無事にこうして公開の日を迎えることができて嬉しいです」と笑顔で語った。
山本文監督の長編初監督作となる本作。高校時代からの友人でルームシェアをしている、あかり(寺島)とジュン(手塚真生)。望まない妊娠をしてしまったあかりと、女性に生まれながら性別への違和感を感じているジュン。ある日、あかりは中絶費用を借りるためにジュンに妊娠したことを告げると、「堕ろすんだったら、自分にちょうだい」とのジュンの言葉から、二人の関係が微妙に変化していく…。
寺島さんは撮影期間のことについて、「物語ではジュンとあかりは仲良しという感じではないのですが、真生ちゃんは実際は明るく面白い子で、控室で一緒にまったりしていました」と振り返った。そして「わかりやすいハッピーエンドという作品ではなくて、二人はこの先も悩んだり壁にぶつかったりするんんだろうなと思います。いい時も悪い時もあっても、でも一瞬でも小さな光が見えたんじゃないかなと思いました」とあかりとジュンについて語った。
そして舞台挨拶の最後に寺島さんからサプライズ報告が。「私生活でも妊娠・出産を経験しまして…」と語ると、木下ほうかさんら共演者が「えっ!?」と声を上げた。昨春結婚したことは発表済だが自身のインスタグラムでの報告のみで、広くは知られていなかった上に、さらにこの日初めて出産の報告をし、共演者もファンも大きく驚かせた。その後「世の中、器用に生きていける人たちばかりはないと思うんですけど、映画を見てほっとしていけたらと」とアピールした。
舞台挨拶にはほか、海東健さん、清水ゆみさん、魏涼子さんらが登壇した。映画『たゆたう』は14日まで新宿・K’s Cinemaで公開中。
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