モデルで女優の佐々木希さんが出演する映画『星ガ丘ワンダーランド』が5日、公開初日を迎え、キャストの中村倫也さん、市原隼人さん、木村佳乃さん、子役の高橋曽良くんと佐藤優太郎くん、柳沢翔監督とともにに登壇した。 乃木坂46のMVなどを手がけてきた柳沢監督が初めて映画のメガホンを取った本作は、母親の自殺をきっかけに主人公の青年の周りで起こる変化を描いたヒューマンタッチのミステリー。重いトーンの作品ではあるが、柳沢監督独特の絵本のような優しさを感じる映像の映画となっているという。 佐々木さんは自身の役柄について「ずっと思っていることを言えずに我慢して生きてきた人間だなと思ったので、内に秘める想いを出せたらいいなと思いました。監督からも大げさな演技はしなくていいと言われたので気をつけました」と振り返った。 主演の中村さんについて「本当に頼れる先輩で、安心して飛び込めるとはこういうことなんだなと思いました。現場での集中の仕方とか、周りのみなさんへの気配りとか、改めて私もこうありたいと思いました」と褒めた。佐々木さんにベタ褒めされた中村さんは、記者に「ぜひ書いてください!」と強調して会場をわかせた。 主人公が落し物係という作品の内容にちなんで「人生最大の落し物は?」と尋ねられた佐々木さんは「親戚のおじさんからお小遣いをいただいて、私にとっては高価なお財布を買ったんですけど、トイレに置き忘れて失くしてしまった。すぐに戻ったのになくてすごく悲しかった」と、悔しそうに思い返した。 中村さんは「デビューした頃に電車の網棚に台本を忘れて青くなりました。公開される前の重要な内容なので人に見られたら作品が台なしになってしまう。ヤバイと思って駅の遺失物係に聞いたら見つかって、首の皮一枚で繋がって駅員さんに助けられました。今回は自分がそういう役ができてよかったなと思います」と回想した。 最後に中村さんは「本当に胸を張って観てくださいと言える映画が出来ました。監督からは"芝居をするな、表現を足すな"と、役者としてはスリリングなことを求められました。でも、その分、生身の人間が抱えるさまざまな葛藤が丁寧に描かれていると思います。ここにいる僕たちの丸裸が、佐々木希の丸裸が、映画に出ていると思います」と、作品をアピールした。 中村さんの発言で、いきなり"丸裸"に脱がされてしまった佐々木希さんが驚いて笑うと、中村さんも照れたように「なんだろう、思いつちゃった」と笑って返した。 『星ガ丘ワンダーランド』は全国ロードショー中。 ■関連ニュース 佐々木希 すっぴんで役に臨んだ! 「新しい佐々木希を感じて」 (2016年02月11日) ■関連リンク 映画『星ガ丘ワンダーランド』公式サイト 続きはこちら(元サイトへ)
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