4月27日、映画「駆込み女と駆出し男」プレミア試写会が東京国際フォーラムで行われ、大泉洋、戸田恵梨香、内山理名、陽月華、神野三鈴、武田真治、橋本じゅん、原田眞人監督が着物姿で舞台挨拶に登壇した。 本作は国民的作家である井上ひさしが晩年11年をかけて紡いだ時代小説「東慶寺花だより」を原案に、原田眞人監督が初めて時代劇に挑戦。江戸時代に離婚を望む女たちが駆け込む寺を舞台に離縁調停人が人生再出発のお手伝いをする人情エンタテインメント。 最初に登壇したのは大泉洋さんと戸田恵梨香さんを除く6名。大泉洋さんの"ちょっと待ったぁ!"の声と共に、大泉洋さんと戸田恵梨香さんは人力車に乗って駆け込み、舞台挨拶に間に合った。 大泉洋さんは着物姿に「今日着ている衣装は映画とは一切関係がございません。(映画の中では)地味な格好をしています。」と説明すると、「鏡を見ると馬鹿な殿様に見えてしょうがないんですけど・・・。」と笑わせていた。 戸田恵梨香さんは「大泉様が薄い紫を着るということで、私も合わせて濃い紫を着させていただきました。この作品は多くの女性の方たちに共感してもらえるんじゃないかと思っています。」と挨拶。 内山理名さんは「この映画は2時間半近くあるんですけども、すごくポップな仕上がりで時代劇なんですけど、現代の女性に共感していただけるすごく見やすい時代劇になっております。今日は派手な格好してるんですけど、(映画の中では)地味なお侍の格好をしました。是非そんな姿を見てください。」と語っていた。 原田監督はずっと時代劇を撮ってみたいと思っていたそうで、原田監督は「時代劇と言うのはテンポの良い会話が江戸っ子の真骨頂だったので今回強調してやりました。」とコメント。 原田監督から厳しい要求があったのか質問されると大泉洋さんは「私は割と自由にさせていただいてたものですから、楽しくやりました。厳しかったのは私が首をつられるシーンで監督が止めてくれなくて、本当に首をつってしまった。そこくらいです。」と首つりのシーンは本当に苦しかった様子。 また、時代劇に初挑戦する戸田恵梨香さんは苦労したところについて、「時代劇なので、所作があるんだなと思って(現場に)入ったんですけど、入ってみると所作指導の先生がいらっしゃらなくて、自分でやらなければいけないんだなとなんとなく思ってたんですけど、満島さんといっしょのシーンを撮ってる時に、満島さんに丁寧に指導されてる方がいらしゃって、確認しましたところ所作の先生だったんです。ドキッとしまして、その先生の所に急いで行って"私は(所作は)ありませんか?"と言って、"じょごさんは何でも大丈夫です。"と言われては、私は所作が無かったんです。そこがじょごらしさに繋がり、時代劇だからと言って苦労することはありませんでしたけど、2月から4月にかけての撮影で、寒い中やっていたんですけど、お寺に入ると素足で、それが寒くてたまらなかったですね。」と語っていた。 時代劇によく出演される内山理名さんには準備されたことを質問されると、「弓のお稽古とか殺陣もそうですし、薙刀の稽古とかを戸田恵梨香さんと陽月華さんといっしょにやってました。今回は女性の日常を描いているので、私はナチュラルに演じることを心掛けて演じました。」と語っていた。 撮影で印象に残っていることについて、陽月華さんは「私は薙刀を教える方の立場だったので、その撮影のシーンの前に掛け声の練習をしてたんです。大泉洋さんが"僕の腕を使うかい?"と言ってくださって、自分の腕を薙刀にしてくださってお稽古させていただいたんです。」と語ると、その行為にセクハラ疑惑が噴出。 大泉洋さんは「セクハラでしょうか? 何がセクハラですか? 陽月さんがあまりにも一生懸命されてるからリラックスさせようと思ってやったんです。」とセクハラ疑惑を否定していた。 最後に原田眞人監督は「真面目な映画なんですよね。樹木さんは子どもには見せられないシーンもあるけれども、教科書に載せたいくらいだと言ってくれてました。時代劇のルネッサンスとも言えるものができたんじゃないかと我々は思っています。この映画を名作に育ててくださるのはお客様なので、末永くこの作品とのお付き合いをよろしくお願いします。」とアピールしていた。 映画「駆込み女と駆出し男」は5月16日(土)全国ロードショー ■関連ニュース 戸田恵梨香 大泉洋に見つめられ思わず・・・ (2015年03月18日) 陽月華がラジオパーソナリティーに初挑戦! 初回テーマは金環日食 (2012年05月17日) 陽月華 「セザンヌ-パリとプロヴァンス」展を鑑賞しセザンヌの魅力に改めて感銘 (2012年03月28日) ■関連リンク 映画「駆込み女と駆出し男」公式サイト 続きはこちら(元サイトへ)
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