2017年11月7日火曜日

AKB48 渡辺麻友が卒業コンサート「一生忘れることのない大切な1日になりました」

AKB48の公演『渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~』が、10月31日にさいたまスーパーアリーナで開催され、1万7千人のファンが、年内でグループを卒業する"まゆゆ”こと渡辺麻友さんの姿を目に焼き付けた。

2006年にAKB48の3期生オーディションで加入して以来、グループの先頭に立って王道アイドルの道を歩んできたまゆゆの卒業を記念するコンサートが、旅立ちの日を前に彼女の地元でもある埼玉で開催された。

3時間35曲に渡る、まゆゆの全てが詰め込まれたコンサートで、思い出の楽曲の数々や、同県出身者による"チーム埼玉”、まゆゆ主演のドラマ『サヨナラ、えなりくん』のキャストの登場、先に卒業した3期メンバーとの共演、唯一残っている同期メンバーの柏木由紀からの手紙、初のソロアルバムが12月20日に発売される発表など、スペシャルでサプライズでメモリアルな内容の公演となった。

公演後に行われた囲み取材にステージの白いドレスで登場したまゆゆは、「卒業の最後に着るドレスとして、私のイメージを表現してデザインしていただきました。すごく素敵なドレスで気に入ってます。11年間歩んできたまゆゆのアイドル人生の集大成を形にしたドレスなのかな」と満足そうに話した。さらに公演を振り返って「ついに私も卒業のドレスを着る日が来たんだなと、着ていてすごく幸せな気持ちが溢れました」と感想を漏らした。

今回の公演を行なうにあたっては、スタッフとミーティングを20回も繰り返してアイデアを出し合ったと言い「最高のコンサートになったと思います」と胸を張った。「世界観を統一したくて、このセットもクラシカルなお城みたいな感じなのですが、冒頭で私がドレスを着て登場したり、衣装やコンサートグッズもこのセットに合わせたり、全部が同じ世界観になるように意識して作りました」と公演へのこだわりを明かし、「単なる私の好みっていうのもあるんですけど、ファンの方もその世界に浸れて、夢のような時間を過ごしていただけるんじゃないかなと思って考えました」と語った。

コンサートには、まゆゆが考案したキャラクター"むちち”の着ぐるみも登場したが、この中に入っていたのがドラマで共演した、えなりかずきさんだった。「暑くて大変なので申し訳ないと思いながら相談したんですが"是非やらせてください”と言ってくださって、過開演前に客席に登場したり、最初から最後まで入っていただきました」と感謝していた。

この日はまゆゆが選んだ期待の若手メンバーも出演したが、「最近すごく注目しているのは、チーム8の東京代表の小栗有以ちゃん。メキメキと成長中で、たくさんファンの方もいて、ぐんぐんアイドルオーラが増してきている。まさに王道アイドルという感じで注目しています」と力を込めて推した。

コンサートで最初の曲から涙を見せたまゆゆは、「始まる直前まで実感が沸かずにふわふわしていたんですが、実際にコンサートが始まって、お客さんが見えた瞬間に、ぶわーって涙が出てきました。自分でも処理しきれない感情で涙が止まらなくて、目の前の景色に感謝の気持ちと、幸せな気持ちが溢れて、それが涙となって止まりませんでした」と振り返った。

卒業した同期メンバーの登場の際も感極まっていたまゆゆは、「共に頑張ってきた仲間なので、離れていてもどこかで繋がっている感じがする。こうして久し振りに会うと顔を見合わせるだけで泣いてしまう関係なので、同期っていいなって思いました」と話した。

最後にまゆゆは「スタッフやメンバーのみんなと、たくさんこだわって頑張って作り上げたコンサートでした。私の人生で一生忘れることのないであろう大切な1日になりました。全ての皆さまに感謝します。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、「あと2カ月あるんですけど、最後の劇場公演が12月26日になります。今日のコンサート同様、渡辺麻友の集大成を見せられるような公演にしますので、楽しみにしていただけたら嬉しいと思います。AKBメンバーとして全力で生き抜いて、最後まで無事に終えたいと思います」と意気込んでいた。

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