2019年3月19日火曜日

「おとな小学生」の『魔法少女(?)マジカルジャシリカ』が早くもスピンオフ  遠藤瑠香「男性の“魔法少女”も心は女なので」

演劇ユニット「爆走おとな小学生」による『舞台版「魔法少女(?)マジカルジャシリカ」☆第壱磁マジカル大戦☆』が13日、新宿・シアターサンモールで公演初日を迎えた。公演は17日まで。

2015年の旗揚げ以来、代表作『勇者セイヤンの物語』シリーズなどで人気を集めている「爆走おとな小学生」の最新作は、昨年11月に上演され好評を博した『舞台版「魔法少女(?)マジカルジャシリカ」~アニメ版なんてありません~』のスピンオフ作品。

主役は林千浪(おとな小学生)が務め、「モブサイコ100」の声優で知られる伊藤節生がパートナー役を担う。ほかに『少女☆歌劇レヴュースタァライト』の小泉萌香と生田輝、元SUPER☆GiRLSの渡邉ひかる、アリスインプロジェクトの作品などでお馴染み遠藤瑠香、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」の髙橋果鈴など、30名近いフレッシュな実力派キャストが顔を並べる。

GirlsNewsは、主なキャストの中から9名にインタビュー、役柄や見どころを紹介してもらった。

黒田ちえみ/マジカルデニール・林千浪さん
「私の役は小劇場の俳優さんの熱烈なファンで、その俳優さんに全部を捧げている17歳の女子高生を演じてます。私自身はそんなに熱中するタイプではないので、あまりオタクのように何かにハマったりはしないんですけど、 自分が普通の人生じゃできないような感情とかがあったりとかするので、そういう心の変化をを見てほしいと思います。最後のほうで、私だけじゃなくて全員の魔法少女たちが決死の覚悟をみせるところも見どころだと思います」

--林さんは初主演ということですが、意気込みを聞かせてください。
「キャストの皆さんがいい方たちばかりで毎日毎日楽しく稽古できたので、初主演をこのマジカル大戦で出来たことがすごく嬉しいです。私と節ちゃん(伊藤節生さん)が主役という立場なので、みんなの一致団結したパワーを背負って、千秋楽まで頑張っていきたいなと思います」

山寺裕大/ジョポニック山寺・伊藤節生さん
「私の役は小劇団の売れない役者なんですけども、ひょんなことから魔法少女になってしまって、ファンの黒田ちえみをパートナーに選ぶんです。人と争うことが嫌いで、彼女を守りたいがために決断ができないという葛藤をずっと持ちながら戦いに巻き込まれていくキャラクターです。
見どころは、ずっと一緒にいるちえみちゃんとの関係です。最後の最後で世界をどうするのかについて僕の中で決心するシーンに注目してください。男性が"魔法少女"を演じるということで、衣装もすごく可愛いらしいんですが、肩が出てて恥ずかしいです。腕はそんなに細くないので(笑)」

マジカルリエコ・石原美沙紀さん
「去年の11月に上演された『魔法少女マジカルジャシリカ』で、私は主役を演じさせていただいていたのですが、今回の『マジカル大戦』は、そのスピンオフとなります。今回私はマジカルジャシリカの母親のマジカルエリコの役を演じているのですが、2作品は繋がりが強い作品になっているので、ぜひ一緒に楽しんでいただけるとより一層お楽しみいただけると思います。魔法少女達の生き様をぜひ両方で楽しんでいただけたらと思います」

チャイニーロケッツ・室龍規さん
「今まで芸能生活で、こんなにがっつりメイクして身なりも全部女の子になるというのは初めてです。まさか僕が魔法少女になるなんて…(演出の)加藤光大にしか出せない室龍規を引き出してくれてます。女の子のキャストが多いので、自分の女子力も高めていってる次第でございます。最近は、ついつい女性が使っているような化粧品の話とかしていて、女性らしい口調が出ちゃうことあるんで、もう何かに目覚めてるかもしれないです」

チャイニージンジャー・生田輝さん
「私は三大魔法少女と呼ばれている中国代表の強い魔法少女です。殺陣のシーンがすごく多くて、中国拳法っぽいフォームにすごく苦戦したんですけれども、一番すばしっこく動き回っているように見えていたら嬉しいなと思います。普段はショートカットなので、ロングの三つ編みが慣れないのですが、ロングの髪とも仲良くなって千秋楽までみんなと共に駆け抜けていきたいなと思います」

バルセロットムーン・小泉萌香さん
「魔法少女どころか外国の方になるのも初めてなのですが、私はスペインの魔法少女ということで情熱的なキャラクターを見せられらたらなと思っております。おとな小学生ならではのダンスや殺陣もいっぱいの舞台で、お客さんに迫力とか、魔法少女としてのカラフルでキラキラした私達をお届けしたいです」

伝説の魔法少女マジカルシリンダー・富田麻帆さん
「役柄については結末に深く関わってくるのであまり詳しくは言えないんですが、いろんな人を導く役ですね。神々しく、時には狂気じみて演じられたらいいなと思っている次第でございます」

--富田さんは以前にも何度か客演されていますが、おとな小学生ならではの特色とか魅力は何だと感じてますか。
「スピード感があって、エンターテインメントとして派手さがありますね。衣装もそうですし、歌、ダンス、殺陣と本当に目まぐるしく、最初から最後までそれが続くところが持ち味なんじゃないかなと思います。それだけでなく、最近の世の中の問題に直結するテーマも含まれているんですけど、それをそのまま判りやすいメッセージにするんじゃなくて、見てるお客さん自身で感じ取ってもらう作品が多いんじゃないかなと日頃から感じております」

バチカンコロモチ・髙橋果鈴さん
「コロモチちゃんは基本ずっと"コロコロ"言ってます(笑)。自分で演じていて言うのも恥ずかしいんですけど、あざとい可愛さみたいなところと、そこに隠れている腹黒さとか、そういう表情の差も一つの見どころかなと思います。 私はおとな小学生で死ぬ役が多くて、今回も途中で死んでしまうんですが、観ていただいた方にちょっと切ないなって思って頂けたらいいなと思います」

アメリカンエクスポックル・遠藤瑠香さん
「可愛さとカッコよさとを兼ね備えているクールな役です。パートナーの"魔法少女"が男の下心が全開で出ちゃうところもあったりするんですけれども、つい二人で一緒になってノッちゃったり、所々で見せるお茶目なところも見どころかなと思います」

--遠藤さんはこれまでガールズユニットや、女の子の多い作品への出演が多いですが、いわゆるアイドルファン層に向けてのアピールポイントは?
「出演者のほとんどが魔法少女ということで、みんなキラキラして可愛いいです。男性の"魔法少女"も中にはいるんですけども、その人も心は女なので、内面からにじみ出る女の子感がすごく溢れています。ぜひ、それぞれのキャラクターに注目して見てください」

--最後に林さんから観に来ていただくお客さんにメッセージをお願いします。
「頑張るのは当たり前なんですけど、とにかくみんなが一生懸命全力を注いできた作品なので、その頑張りを見ていただいて、お客様の"楽しい"に直結したらいいなと思います。この公演のあと4月にもマジカルジャシリカという作品は続きますので、是非両方楽しんでいただけたらと思います」

 

[Otona Project第二十二弾]
演劇ユニット【爆走おとな小学生】第八回全校集会
『舞台版「魔法少女(?)マジカルジャシリカ」☆第壱磁マジカル大戦☆』

 

《出演》
林千浪(おとな小学生)
伊藤節生

小泉萌香/生田輝/田辺留依/渡邉ひかる
室龍規/登野城佑真/本川翔太/遠藤瑠香
広瀬ゆうき/髙橋果鈴/片岡沙耶/小田川颯依
新井雄也/土井裕斗/田中千尋/渡辺小夏/河村茜

石原美沙紀(おとな小学生)
小阪崇生(おとな小学生)
野田克哉(おとな小学生)
山田裕太(おとな小学生)

斎藤亜美/加藤光大

富田麻帆(友情出演)

〈悪の戦闘員〉
窪田カン/狐塚祐紀/小原峻

《脚本・演出》
加藤光大

《劇場》
新宿シアターサンモール

《日程》
3月13日(水)~17日(日)/全9ステージ
①3月13日(水)19:00
②3月14日(木)14:00
③3月14日(木)19:00
④3月15日(金)14:00
⑤3月15日(金)19:00
⑥3月16日(土)13:00
⑦3月16日(土)18:00
⑧3月17日(日)12:00
⑨3月17日(日)16:30

《チケット》
A席6800円/特典付A席7800円
S席8800円
(全席指定席)

※当日券は500円増し
※土・日の前売券はすでに完売。

《☆マジカル大戦☆公式HP》
http://jashist-magical-battle.otonapro.com/

爆走おとな小学生 Twitter https://twitter.com/otona_project

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