6月8日、映画『愛を積むひと』新婚さん限定試写会トークイベントがスペースFS汐留で行われ、佐藤浩市、樋口可南子、野村周平、杉咲花が登壇した。 本作はエドワード・ムーニー・Jr.の「石を積むひと」を原作に、「日本で最も美しい村」北海道・美瑛町を舞台に夫婦とそこに集う人々を優しく映し出す感動作。 この日は新婚3年以内の新婚カップル限定で試写会が行われた。 夫婦役を演じた佐藤浩市さんは「夫婦というのは当然年齢や男性が上で女性が下という形態があったとして、年を経て行くと、ある時に男女の年齢差が無くなるんです。それから先は女性の方が確実に大人になるんです。夫婦生活が10年・20年・30年続くと必ずどこかで個人差があるんですけど逆転するんです。そういう風にしてたらいい場合もある。男は当然家族を守らなきゃ行けない。戦わなきゃ行けない時は必ずあるんだけど、そうでない時はなんとなく女性に対する依存度は高くなるもんじゃないのかなとそう思っています。」と熱く語ると、樋口可南子さんは「女の人は生活の場が自分の仕事場というか、生活を守ってるうちに(夫に対して)母親のような存在になり、時によっては年を取ってて、自分の方が子どもになったり、その場その場で、お兄さんになったりお父さんになったり、弟になったり、年を取ると色んな顔が出て来て面白いですね。私の方が男っぽかったりもするし、男性的なところも女性的なところもいろんなものが出て来て、その場その場でお互いのバランスで、変わって行くところが夫婦って長年生きていくと、いいものだなと思うようになりました。」と夫婦について語っていた。 一方、恋人役を演じた野村周平さんは「まだ結婚とか全然考えてないんですけど、こういう夫婦いいなと思いながら見てました。現場でも浩市さんと樋口さんがすごい仲がいいので、本当に夫婦みたいだなと思いながら見てました。」と語ると、杉咲花さんは「恋人関係とかあまりよくわからなくて、相手の方とどういう風に触ったり、喋ったり、そういうのがすごくわからなくて、監督から"ちょっと距離感が・・・"みたいに言われることが多くて、野村くんがずっとそれを気を使ってくださって、クランクインの前の日に私は北海道に着いたんですけど、その日にみんなでごはんを食べに行って、その時にすごい話しかけてくださって、"こういうのを大事にしたいから"と言う風に言ってくださったのがすごく嬉しくて、ずっと野村くんに頼ってました。」と語ると、野村周平さんは「そんなことを言われると、すごく背中がかゆくなってきますね。」と照れていた。 また、映画の中で夫婦の料理についての内容があることにちなみ、家族の味について触れられた杉咲花さんは「ハンバーグのソースとかミートソースとか味付けがすごい美味しくて、私も母のごはんが大好きで、高校はお弁当なんですけど、お弁当みんな貰い合ったりしてるんですよ。でも私は絶対にあげないです。」と母の味を絶賛するも、杉咲花さんは母親からはソースの作り方は教えてもらっていないことを明かしていた。 そして、この日は新婚カップル限定の試写会ということで、長く夫婦で居られる秘訣として、佐藤浩市さんは「隣に居る人が、当たり前なんだけど当たり前じゃないと思い合う気持ちを常に持っていると新鮮だと思います。だんだん人間どうしだからエゴが出てくる。そのエゴが出てきてもお互いを思い合う気持ちで、ここ(のど)まで出かかる言葉をどう飲み込んで、自分の中で変換して、違う言葉を言ってあげるか、毒ばっかり吐いてるといずれ嫌われちゃいますよ。」 樋口可南子さんは「いくら夫婦と言っても、この人わかってるかというと、全部なんて絶対わからないですよね。わかったつもりになってもわかるものではないのです。ただ、長く居ると、この人が喜ぶことが他の人よりはわかるし、嫌なこともなんとなくわかってくるし、喜ぶことはなるべくしてあげたいし、嫌がることはなるべくしないということかなと思います。」と、新婚カップルにアドバイスしていた。 映画『愛を積むひと』は6月20日(土) 全国ロードショー! http://youtu.be/OumHRbQ8CHI (C)2015「愛を積むひと」製作委員会 ■関連ニュース 映画『愛を積むひと』が完成! 佐藤浩市・樋口可南子・北川景子らキャスト陣が集結! (2015年05月15日) 樋口可南子 8.6秒バズーカーが白戸家入りへ嘆願も"嫌!嫌!嫌!"と拒否 (2015年05月20日) 映画「トイレのピエタ」が初日! 杉咲花は"洋次郎さんは本当に頑張っていた!"と野田洋次郎を称賛 (2015年06月07日) ■関連リンク 映画『愛を積むひと』公式サイト 続きはこちら(元サイトへ)
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