6月4日、食と人をテーマにしてきた三島有紀子監督の最新作映画『繕い裁つ人』が2015年9月2日(水)Blu-rayとDVDで発売決定した。 これまで職人をテーマとしてきた三島有紀子監督が、今回光を当てたのは「衣」。 人の心を動かす一着を生み出すの映画を作りたい。と願ってきた監督が、池辺葵の大人気コミック「繕い裁つ人」と運命的に出逢い、映画化を決意。その想いに賛同し、「"夢をみるための服"を真摯に繕う市江に惹かれました」と語る中谷美紀を主演に迎え、企画は実現へと動き出した。 共演には、三浦貴大、片桐はいり、黒木華、杉咲花をはじめ、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子らのベテランまで豪華な顔ぶれがそろった。 神戸の街を中心にオールロケ。海を見渡せる異国情緒漂うクラシカルな街並みが、スクリーンを彩る美しい洋服を引き立てる。 この話題作のパッケージ発売に先駆け、主演の中谷美紀さん、三島有紀子監督よりコメントが到着した。 ●中谷美紀コメント 私友人知人には、物作りに生涯を捧げている方が何人もおり、気まぐれで移り気な私には、そうした方々の揺るがぬ姿勢やものを慈しみ、大切に扱う暮らしぶりがとても崇高なものに思えます。その一方で、素晴らしい作品を作ることには長けていても、それをこの世に広めることには尻込みしてしまう、慎ましい職人気質にもどかしさを感じたりもしていました。とりわけ市江のように丁寧に、頑固に、洋服を作っている友人へ長年抱いていた思いを、この作品のなかで藤井が代弁してくれていたので、仕事というよりは、好きなことを思う存分させていただいたというような感覚です。 ●三島有紀子監督コメント 8年前に、〝その人のためだけに作られるオーダーメイドというものを深く見つめた仕立て屋の映画〟を作りたいと思い、企画書を書いて一人でいくつもの映画会社をまわっていました。そして、最初にできた戦友が中谷美紀さんでした。それから、スタッフ、キャストとひとりひとり戦友が増えていき、たくさんの仲間とともに作品を作り上げることができて、こうしてみなさまに見ていただけていること、奇跡だと思いますし、みなさまと共有できていることに心から感謝しています。ありがとうございます。 「今生きているお客さまには、今生きている私にしか、作れないんですもの」市江の台詞で、一番好きな台詞です。もしこの映画が、市江の仕立てる服のように、みなさまの〝大切なひとつ〟となって一生寄り添っていけたら、それはこの上ないしあわせです。 【STORY】 神戸の街を見下ろす坂の上に、その店はあった。「南洋裁店」という小さな看板が掛けられた、古びた洋風の一軒家。店主の南市江が仕立てる服は、いつも人気。すべて昔ながらの職人スタイルを貫く手作りの一点ものだ。神戸のテデパートに勤める藤井は、市江にブランド化の話を持ち掛けるが、まるで"頑固じじい"のような彼女は、全く興味を示さない。市江の手がけるのは、祖母で一代目が作った服の仕立直しとサイズ直し、あとは先代のデザインを流用した新作を少しだけ。「世界で1着だけの、一生もの」- それが市江の 繕い裁つ服が愛される、潔くも清い理由だった。だが、南洋裁店に通い詰めた藤井だけは、市江の秘めた想いに気付いていた。やがて、彼の言葉に、市江の心は初めて揺れ動く-。 【商品名】 『繕い裁つ人』 【発売日】 セル:2015年9月2日(水) ブルーレイ&DVDリリース 【価格/品番】 [セル] ブルーレイ ¥5,500'本体) +税/PCXP.50324 DVD ¥4,700(本体) +税/PCBP.53388 発売元:ポニーキャニオン 販売元:ポニーキャニオン (c)2015池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会 ■関連ニュース 第27回東京国際映画祭 レッドカーペットイベントに中谷美紀・岡本あずさ・宮沢りえ・菅野美穂・深津絵里・橋本愛・安達祐実・森川葵ら豪華女優陣が登場! (2014年10月24日) ■関連リンク 映画「繕い裁つ人」オフィシャルサイト 続きはこちら(元サイトへ)
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