元SUPER☆GiRLSメンバーで女優の浅川梨奈さんが主演する映画『黒い乙女Q』、『黒い乙女A』の連続公開が決定。併せてポスタービジュアルと特報映像が公開となった。
第56回カンヌ国際映画祭の監督週間に正式出品された映画「極道恐怖大劇場 牛頭GOZU」(03年/三池崇史監督)や話題作『麻雀放浪記2020』の脚本、満島ひかり主演『シリーズ江戸川乱歩短編集』の奇才・佐藤佐吉監督が新感覚オリジナルホラーに挑む本作。養護施設で育った孤児の少女が、裕福で優しい一家に引き取られ生活するが、周囲にひた隠しにしている家族のとある"秘密"を知ってしまったことにより、数奇な運命に巻き込まれてしまうストーリー。大ヒットを記録した『カメラを止めるな!』『ヘレディタリー/継承』『ゲット・アウト』などと同様、ラストに大どんでん返しを仕掛けるハイパーリバーサルホラーとなっている。
浅川さんは、2019年の公開映画は『血まみれスケバンチェーンソーRED』『クロガラス2』『としまえん』などすでに5本を超え、女優として躍進中。共演には北香那さん、和田聰宏さん、三津谷葉子さん、そして『カメラを止めるな!』女優の、しゅはまはるみさんら。
そのポスタービジュアルで目を引くのは、主人公・芽衣(浅川)とルナ(北)の無機質な表情と中央に配されたお多福様の存在。「恐怖は2度襲ってくる。」のコピーが添えられている。超特報はスピード感ある主題歌と共に冒頭、芽衣(浅川)の叫ぶ姿に始まり、腹に一物ありそうな登場人物たちの不気味な姿が切り取られている。
浅川さんは「個人的にとても好きな世界観だったのでこの作品に携われることがとても嬉しかったです。QとAという二部構成で描かれており、先が読めない展開はとてもドキドキします。人間の心理に迫るような内容になっているのでより恐怖を感じる、面白い作品だなと思いました」と本作の感想を語る。
そんな浅川さんが特に印象に残っているのが物語の最後のシーンだという。「監督と、北さんとたくさん話し合って出来上がっていったのですが、人間の黒い部分の中にも見える優しさや思いやりが見えるラストになったのではないかと思います。どういったシーンなのかは見てのお楽しみ…」と語った。
映画「黒い乙女Q」は5月31日(金)より、「黒い乙女A」は8月16日(金)にシネマート新宿ほかで公開。
■『黒い乙女Q&A』ストーリー
養護施設で育った孤児の芽衣(浅川梨奈)が、裕福で優しい宇田家(夫:和田聰宏・妻:三津谷葉子)に引き取られることになった。宇田家には芽衣より一足先にラナ(北 香那)という同い年の少女が養子として迎え入れられていた。ラナは、「隕石が落ちてきて地球が滅亡する」と疑わない変わった少女であったが、話していくうちに、二人の趣味や誕生日までも同じということがわかり、芽衣とラナは本当の姉妹のように仲良くなっていった。
ある日、宇田家の夫妻から家業が失敗し、どちらか一人しか養っていくことができないこと、1週間後にふたりが離れ離れになってしまうことを告げられる。そのことにより芽衣とラナはお互いにいがみ合う仲になってしまう。どちらか一人が養護施設に戻される前日、ラナが芽衣を呼びだし、宇田夫妻の秘密の会話を聞いてしまう。夫妻は、子供たちを養護施設から引き取って幸せを与えた後に追い出すことによって絶望する顔をみて自分たちの快楽を得ていたのだ。憤慨する芽衣とラナ。ラナは、芽衣に夫妻の殺害計画を切り出した。そしてラナの背後には、「お多福様」の姿があったのだった。
■特報映像は下記公式HPより
http://kuroi-otome.com/
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